子どもが感動するモノは大人も感動するのです。
全身の感覚を使って体験するからこそ、ココロに響く。
会場を巻き込んでのコンサートは子ども達が歓声を上げる。でも、砂山という静かな音楽になった瞬間。
会場は静かな世界になる。
そこに、響くのは歌声。
透き通る水晶のような声が会場を包んで、踊っていた子どももはしゃいでいた子どもも、その声と世界に。
歌って踊ってのコンサートの中で、その時間だけがグッと締まった感じで、小さな子どもでも静かな曲を最後まで聞く力があるのだと。
もちろん、ステージの構成であり、実力であり、表現力があるからこそですが、あの瞬間の会場の空気にスゴイと思ったのです。
ラスト、まだ手を引かないと階段をおりれない小さな子どももステージに上がって踊ろうとしたり、中学生や小学校高学年の子も踊ったり。
もちろん大人も。
同じ子ども劇場の会員であっても、学区はバラバラ。そんな全員が同じ曲を歌って、踊る。
音を楽しむから音楽。
音楽ってステキだなあ。って思えた鑑賞会でした。