携帯・ネットでのいじめや犯罪は大きな社会問題になっています。子どもたちの暮らしの中にも今や深く入り込み、抜き差しならないことになってきました。そこで、西大寺子ども劇場も実行委員会に加わって、教育問題においては第1人者の法政大学教授・尾木直樹先生の「ケータイ・ネット時代の子どもたち」と題した講演会を開催しました。
1時間30分を超える機関銃トーク。興味深いお話とユーモアたっぷりの語り口であっという間に時間がすぎました。
まず、「いままで日本の教育環境がいかに貧しいかったか」ということと やっと「教育に力をそそいで行こう」という兆しが見えてきたという話から始まりました。
そして、いよいよ携帯の話。子どもにとって携帯の危険性は①パーソナルメディアである②大人、子どもがボーダレス③友人関係づくりを決定し、トラブルを引き起こす④依存症になる⑤思春期の葛藤を超え自立していく力をそいでしまう
子どもたちにとって携帯・ネット世界はセカンドライフになってしまっている。当事者である子どもたちの声に耳を傾けてみんなで良い方向にネット携帯社会を作り上げていくしかないと提案されました。
本当に目を開かされる講演会でした。交流会でもオフレコのお話が満載!また、機会をみつけて先生のお話を聞きたいです。記念に実行委員と写真をパチリ。先生、ありがとうございました。