「しょうぼうじどうしゃじぷた」公演を前に、劇団道化さんからメッセージが届きました♪
「じぷた」をご覧くださる皆さんへ 劇団道化理事長 篠崎省吾
人はだれでも、同じような失敗を繰り返します。
『どうして、私って、こうなのかしら……』
僕なんか、いつも、そうです。
調子のいいことを言って後で後悔したり、目先のことばかり考えているから忘れ物をしたり……。
それはそれは、本当に自己嫌悪になります。
皆さんは、そんな時がありませんか?
僕は、それを「個性」と呼ぶのだと考えています。
『どうして、あなたは、いっつも、そうなの?』
お母さんが子どもをしかる時の常套句です。
こんな時、僕は子どもになり替わって反論したくなります。
『お母さん、それが僕の個性だから……。』
最近、気になってしょうがありません。
この「個性」という日本語が「能力」と同じように使われていないだろうか?って。
僕の愛する「角川必携国語辞典」で「個性」を引くと、こう書かれています。
『その人、またはそのものだけに備わっていて、他から区別される特有な性質』
どうやら、「個性」とは、競い合ってだめになったりするものではないようです。
備わっているのですから……。
では、どこに備わっているのでしょう?
簡単に探し出す方法があります。
それは、必ず、できない所に隠れています。
ご自分の子どもさんを、よくご覧になってください。
ただし、できないことにカッカしないで。
そして、その部分を注意深く見てみると、そこには隠された、とっても素敵な「個性」がみえてくるはずです。
「しょうぼうじどうしゃじぷた」は、そんなすてきなメッセージが込められた、とってもすてきなお話だと思っています。
「じぷたくん」のすてきな個性を感じていただけたら幸いです。
2011年 春
ほんとにそうですね。『みんなとちがう』と悩んでいる子どもたちに伝えてあげたいですね。きっとそこにあなたの『個性』があるのよ。って。
だって、じぷただってああならなきゃ。自分の個性に気がつかなかったもんね。
あ~ネタばれになるぅ!!