夏休みカンガルーポー学習会③

2014年8月24日(日)13:30~15:30 西大寺公民館 参加者27名

子どもの「学び」をデザインするー学童保育からー 講師:中山芳一先生

中山先生学童指導員の経験を通して、その重要さに気づき研究者になろうと決心した中山先生。日々、成長する子どもたちと対峙しながら構築された理論は、説得力をもって私たちに伝わってきました。 開演5分前に会場にいらっしゃって、たちまち準備されて、怒涛のごとくお話されること2時間。「となりのトトロ」の1シーンも教材にしながら、解りやすく、軽快なテンポでお話されました。

学んだことはいっぱいありますが全部は報告できないので、「めっちゃ納得したこと」(中山先生ふうに)を少しだけ報告します。

スキャモンの発育曲線によると(これはすごく有名らしい)神経系統の発育は生まれてから10才頃までに著しい成長を遂げ出来上がるそうです。神経型発達とは手先の器用さ、リズム感、バランスなど。さまざまな神経回路が形成されていく大切な過程だから、ある一定だけの動きでなく、滅茶苦茶いろんな動きをさせるのがいい。多様な遊び、生活体験などはとても有効だ。昨今、子どもが怪我をすると、「危険だ!」と遊具やその遊びを全部禁止するのはその観点からみるとモッタイナイ、成長する可能性を削いでいくから。かなりのことが子どもたちはできるのだ!!

外的言語と内的言語。外的言語はしゃべっている言葉。内的言語は頭の中で考えていて発してない言葉。たとえば幼児期は外から入ってくる言葉をただただマネして発する模倣期。だんだん外的言語が発達してきて、4才くらいになってくると内的言語が育ってくる。内的言語は自己内会話。今の気持ちや状況を自分の中に落とし込むことができる。内的言語が発達すると感情のコントロールができるようになる。体験したことを内面化し経験化していく。このようなことを今実践できるのが学童保育であるということ。子どもたちの育ちに必要なのは、自分で考え行動するチカラなのだ!!

先生のお許しをいただき、講演をビデオに収めました。再度、みんなで学習したいと思います。希望者は連絡ください(^O^)

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