劇場でもチラシを目にした方もおられたと思いますが、11日(土)東京音楽大教授で世界的バイオリニストの久保陽子さんの「久保陽子とともに楽しむコンサートin牛窓」に行ってきました。
このコンサートは縁で繋がった女性たち7人が瀬戸内市にぜひ久保先生をお招きしたいとの強い思いで実現した自主コンサートでした。
会場は牛窓の服部邸の古い米蔵を開放した空間。
照明がないので薄暗い筒状の倉の中にパイプ椅子を並べて簡素な舞台を中央にしつらえた形での手作りコンサートでしたがローソクの灯りや間接照明を巧みに使い、雰囲気も良く100席は満席状態でした。
バイオリンコンサートは初めてでしたが、こんな素晴らしい超絶技巧と音量と音楽性等全てを兼ね備えた迫力のある演奏を手の届きそうなくらい近くで聞くことが出来ました。
バッハの「シャコンヌ」が素晴らしいよと聞いていて楽しみにしていたのですが、曲を聞けば誰でも一度は耳にしたことのある名曲で、本当にあの小さな体と可愛らしい指から奏でているとは思えない神がかった感じがしました。
全く知らなかった久保陽子さんと出会えて私の様にファンになった方も多くいたのではないでしょうか。
11月には縁で繋がった方々が奮闘されて実現することになった西大寺観音院での落慶法要記念コンサートがあります。今から楽しみです。