カラフルヘアーでお目々パッチリのカノンと白いもじゃ頭で気のいいジュン。
気がついたら、ひょっこり舞台にいる。
あれっ、まだ始まっていないよ?
挨拶のお姉ちゃんが、楽しそうに困ってる。
ファンタジーの入り口はどこにでもあるんだよ。君がそれを見たいと思えばね。
そんな風に始まったステージ。
小さなお客様達は、ステージに立つ二人に釘付け。楽譜と戦う潤は紙飛行機を作り出して、自らも飛行機になる。
走るピアノのお披露目も大騒動。二人で舞台を走り回り、「あっちー!」「こっちー!」「けんかしなーい!」「じゃんけんできめよー?」と、観客の子ども達はいてもたってもいられなくなって、声が出る。
立ち上がったり、手が動いたり。ココロが二人と一緒に動き出していく。
ドタバタの中で子どもたちの視線を集めて、演奏されていく音楽。オリジナルの曲はステキな旋律。
小さなケンカを繰り返し、仲直りしたりの中で、二人はとっても仲良しだと伝わっていく。
想いを紙飛行機に込めて。
会場を出ていく時間も楽しいステージとして仕掛けが用意されて、子ども達は帰る瞬間まで、そのステージの一員として存在する。
二人のクラウンには言葉は無いのに。ちゃーんと伝わる。会場を一つにする二人は大人気でした。
後日談、ピアノのレッスンをやめようと思っていた子がやっぱり続けることにしたって、すごいね!ステージのちから💓