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- フルーツポンチおいしい
- ピアノとクラリネット演奏が心地よかったです。
2023年7月9日(日)15:00開演(30分前開場)上演時間1時間30分(休憩を含む) 百花プラザ多目的ホール 参加約220名
みんなの劇場では、久しぶりのクラシックコンサートが大好評のうちに終了しました。豪雨の中、一般チケットのマダムたちが早い時間から大勢いらしてくださり、智内さんの人気ぶりを改めて感じました。子どもたちが多少ざわざわしても、皆さんおおらかに鑑賞してくださり、本当にありがとうございました。子どもたちが本物にふれる体験はいわば「種まき」。みんなで育んでいきましょう。
さて、両手演奏なのか、左手だけの演奏なのか聞いただけで区別がつく人って、どれくらいいらっしゃるのでしょう? 人の心を動かす曲や演奏に境界はありません。智内さんは大きなスクリーンに左手の演奏を映す事で、そんな疑問と好奇心を一気に解決してくれました。本当に左手だけでこんなに素晴らしい演奏ができるのですね!
プログラム(一部変更有)は童謡から本格的クラシック、子どもたちの詩の朗読とのコラボ、左手のための現代音楽や子どもの作曲した作品などバラエティに富んだ内容でした。智内さんのトークもユーモアにあふれ、気さくな貴公子という印象です。特に、印象的だったのが谷川俊太郎「生きる」を会員4人の子どもたちが朗読し、智内さんが音楽を添えたコラボ。左手のピアノ曲が戦争で右手を失った人のために作られた歴史や終息の見えないウクライナ戦争など、過去と現在をつなぐ意味が込められていました。
当日、たった3回練習しただけなのに、さすが劇場の子どもたちでした!
事前交流会があまりに楽しかったため、スタッフ渾身の当日資料「智内威雄のクロニクル(年代記・物語)」もお気に召して頂け、舞台でもご紹介くださいました。皆さんに智内さんやワンハンドピアノの活動により興味を持っていただければ幸いです。
コンサートが終わると土砂降りから一転、外は晴れ! 嵐と太陽と感動を呼ぶ男、智内さんでした♪
感想ありがとう!智内さんにも伝えましたよ。
ワンハンドピアノミュージックの活動支援寄付をすると智内さんのCDがいただけるとあって、長蛇の列。
【みんなの感想】
・かんどうして、日本一すごいとおもった。
・うつくしくきれいでかんどうしてもうだれより日本いちすごかった。
・子どもたちとの「生きる」が一番良かったです。感動して泣いてしまいました。後半、ねてしまうほどきれいな音色で素敵でした。
・たのしかった。
・ひだりてでだったらむずかしかったけど、じょうずだったよ。
・おもしろかった。たのしかった。
・たのしい日になってうれしい。
・ピアノできれいにひいてくれてありがとう。
・いいね、たのしかった。
・左手だけでこんなにも重厚で迫力ある演奏になるのかすごく驚きました。今まで左手の楽曲は聴いたことがなかったので
これからいろいろと聴いてみたいと思います。貴重な経験でした。本当にありがとうございました。
楽しいトークを交えてリラックスして聴く、本格的なピアノ演奏会です。「心に響く命の音」と称される深い音楽性と卓越した演奏力。このコンサートでは、演奏する左手をスクリーンに映しながら、お聴きいただきます。留学中に発症した右手の病。左手一本という弱点から長所を見出し、新境地を切り開きました。戦後の絶望の中で発展したといわれる「左手のためのピアノ曲」を通して、どんな困難な状況でも夢を追い続けることの大切さを語ります。子どもと大人がいっしょに楽しむコンサートです。是非この機会に、左手のピアニスト智内威雄の演奏をライブでお楽しみください。
■2023年7月9日(日)15:00開演(30分前開場)上演時間1時間30分(休憩を含む)百花プラザ多目的ホール(岡山市東区西大寺南1丁目2番3号)
チケット料金:一般前売り2500円(当日300円増し)子ども2200円(4才~18才以下)
チケットの予約申し込みはこちらのフォーム
または、みんなの劇場☎086-942-1544 ✉はこちら
【プロフィール】 動画はコチラ 1976年埼玉県蕨市生まれ。 現在大阪府箕面市在住。 東 京音楽大学、 ハノーファー音楽大学を卒業。
5月23日(火)11:15~12:30 百花プラザみどりの相談室 参加者13名
次から次へとビックリなエピソードがとびだすお話上手な智内さん。
左手のピアニストとして活躍するまでのいきさつほか、これまでの人生エピソードをユーモアたっぷりの楽しいお話にして聞かせてくれた智内さん。ビックリするほどのピンチにも負けず、希望をもって前進する姿に「どうしたら、そんなに明るく切り抜けられるのですか?」という質問もでましたよ。そんな人生をバックグランドにした彼のピアノ演奏は強靭であり繊細です。ぜひ、子どもから大人まで、ライブで出会ってほしいピアニスト智内威雄さんでした。
お話がとまらない智内さん(笑)
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智内威雄Biography(事前交流会から)
▼ 1976年生まれ。父は画家、母は声楽家。母の意向で3歳からピアノを始める。「普通の人とちがった道に行きたければ、ちがった生活をしましょう。普通の人と同じ道へ進むのなら、同じ暮らしをしましょう。」という父の言葉に納得して、朝、4時前に起きてピアノを弾く生活を始める。寝ぼけて弾いていたので、ピアノはうまくなってないが、この生活がルーティンになったのはよかった。
▼転機
ピアノの練習はしていても、ピアニストになる意識はあまりなかった。住んでいたのは東京のベッドタウン、彼が通う中学校は校内暴力で荒れていた。ある日、合唱コンクールがあり、伴奏を頼まれる。彼にとって、伴奏曲ぐらいはお手のもの。洒落た曲を軽快に弾くと、ヤンキー友達が大喜び。翌年のバレンタインデーはすごいことになり、「ピアノを弾けば、人が喜ぶ」ことを知る。そこから魂を入れてピアノに取り組む。
▼ 2000年 ピアニストの登竜門であるドイツ・ハノーファー音楽大学に入学。E.S.ネックレベルク教授に師事し研鑽を積む。
▼ 局所性ジストニアが右手に発症
数々の国際コンクールで入賞しはじめ、師からも期待されていた矢先、2001年 局所性ジストニアが右手に発症。
▼大学を休学しリハビリを開始。生活に支障はなくなったが、ピアニストの道はあきらめるしかなかった。
▼ 2002年 E.S.ネックレベルク教授のすすめで、左手の音楽世界と出会う。彼は左手のピアノ曲があるのは知っていたが、どこか偏見を持っていた。しかし、その楽譜を見て、技術性・音楽性・芸術性の高さに驚き、同時に地下扉が開いたかのように、自分の道が開ける。左手のピアニストとして音楽活動を再開。 同大学の卒業試験にて、左手のみで行った室内楽で満場一致の最優秀成績を収める。
▼2006年 日本でのソロ音楽活動開始。数々のドキュメンタリーに取り上げられる。