オニギリの理由

先日の「水をつけないオニギリ」の理由☆

佐藤初女さんは、青森県の弘前にお住まいの女性です。
「森のイスキア」という心と命を感じる施設を建てられて、そこを訪ねる方々を心のこもった料理でもてなしています。

映画「地球交響曲 第二番」で紹介され、有名になりました。

初女さんの作ったおにぎりを食べたことで自殺を思いとどまった人がいたりなどのエピソードがあります。

見た目はのりで包まれた丸い何の変哲もないおにぎり。中身は梅干しで、特別のものではありません。握り方も、指先ではなく手のひらを使うということが彼女の特徴で、特殊でもありません。

青森から東京などの遠方に宅急便でおにぎりを送る初女さん。日保ちをさせるコツは水を使わないコトなどもあります。

ただ、初女さんのオニギリを食べると生きる意欲がわいてくるのはなぜなのか?
関わった人が、自分なりの解釈をしている中で、おにぎりの中のご飯一粒一粒にまで心を配っている彼女のやさしさ、思いやりが、悩み傷ついた人に生きる意味を思い出させるのではないかとの意見があります。

「おむすびを作るときは、お米の一粒一粒が息ができるようにと思って握ります」
その初女さんの言葉が答えなのかもしれません。

彼女のオニギリは、ぎゅっとは握りません。お米が苦しくなってしまうからです。一粒の米の命にさえ心を配る初女さんの思いが、おにぎりを通して、食べる人に伝わります。
こんなにも大切にしてくれる人がいると思うと、涙が出るほどうれしくなってきます。

それが、「食べた人に生きる意欲と勇気を与えることができる」という力を生み出すのかもしれません。
おにぎりが空腹や心の空虚さを満たしていくのです。

そんな初女さんオニギリの作り方を学びました☆

ぽこさん、簡単にまとめてみました☆
詳しくは「の村」でランチを♪トリコもご一緒します☆

扇風機

今年はメディアでは「15%節電」の大合唱ですね。それをあざ笑うかの様な灼熱地獄が日本を包んでいます。自然相手というのはうまく行かないものだなぁとシミジミ思います。

節電と言えば冷房を我慢して扇風機にするとかエアコンと扇風機を組み合わせて節電など、扇風機に注目が集まっていますね。そこで我家も1台補充が欲しくて電機製品はなんでも注文してくれ~!といつも言っている息子にずっと前から扇風機を頼んでいたのを思い出し「扇風機持って帰ってね」とメールしたところ「了解」とかる~い返事。

「機種は何がえんなら~?」「東芝の最新式の奴」「分かった~」とかる~い受け答えをした後日。

息子から「扇風機はも~ねんじゃ~製造が終わって在庫もね~!!」と言ってくるではありませんか!なんじゃそりゃぁ。その後夫が岡山の大手電気店を巡りましたが「見本もね~よ。扇風機売り場はガラガラじゃ~」とのこと・・・・

ガックリです。無いとなると余計に欲しくなるものです。暑過ぎて窓を開けるだけでは過ごせません。そして今日ダイキで1980円YUASAの扇風機を購入しました。いいんです。回って風が来れば!!あ~涼しい^^

水はつけないオニギリ

110627_1124~02.jpg 110627_1052~02.jpg 110627_1052~01.jpg

6月27日に、西大寺で家庭料理の店「の村」を営まれている野村智美さんを講師にお迎えして、料理講習会を行いました。

おにぎりを「塩」だけで握る。水はつけない。これは、衝撃的な作り方でした。

木製のまな板に、並べられたご飯が美味しそう。梅干しを乗せて、塩のみで握る。
ご飯の温かさで塩が溶けて、上手くにぎれるそうですが、写真のような手が続出(笑)

トリコもですケド☆

上手い方もいらっしゃいました☆

キャベツ・きゅうり・人参・生姜の塩揉み。
玉子だけのすまし汁
くるま麩の甘辛煮

メニューは全て、素材の味を感じる旨さ☆塩って甘いという、奇妙ですがそんな感覚

くるま麩は、角煮のイメージ。でも、意外とシンプルな作り方。

必要なのは、日常の中のちょっとした手間だと言われていました。生ゴミは出さないように努力しよう、と環境にもお財布にも優しい言葉。

野村さんの料理は、難しい技は無いけれど、気づかいに溢れています。そして、知性にも。

生活の中に文学がある。それは野村さんの生き方がステキだからかもしれませんね☆

西郷先生のお話

西郷竹彦先生の講演会、宮沢賢治『注文の多い料理店』が総会終了後に行われました。

西大寺子ども劇場10周年記念講演には、ピッタリなお話でした。
なぜなら、文学から人の生き方という壮大な世界を紐解くお話だったからです。

瀬戸内市牛窓在住の先生。身近にこんなステキな方がいらっしゃるなんて、自慢ですよね☆

西郷先生のお話をどのようにブログにするか悩みましたが、宮沢賢治の童話に共通する「謎」については、ぜひ先生の本をお読みいただくか講演会に参加される事をオススメします☆

今回、人生の大先輩である先生から学んだ事は、読み手(聞き手)によって話は変わる。
という点でした。

自分視点での話は、聞き手によって視点が変わっていきます。
人間社会を表すなあ〜って感じながら、聞いていました。

日々ストレスに感じる人間関係は、言葉によるコミュニケーションから生み出されていきます。「そんなつもりで言っていない」事は多々感じます。
そんな事にも結び付いていくお話。

文化は人間の生き方に重大に関わっていきます。子どもだからこそ、そして大人だからこそ。
ステキな文化に触れる事は重要な学びなのだと思います。

観劇などの芸術文化は娯楽に思われがちですが、実は最も大切な学びの時間なのではないかと感じました。
ほら、ここにもテーマの「遊びながら学ぼう」につながる話が見つかりました。

今年度も、たくさんのステキな文化体験を頑張りましょう!
予告?ではありませんが、子ども達にたくさん楽しんで欲しいからトリコは……バルーンアーチを密かに勉強しています☆