12月鑑賞会レポート②「長靴をはいたねこ」

12月19日(日)18:30~ 百花プラザ多目的ホール

低学年鑑賞会 劇団かかし座公演「長靴をはいたねこ」

光と影がおりなす芸術―影絵 

その繊細でふしぎな世界はいまもむかしも

人々の心を惹きつけて止みません。

かかし座は影絵の中でも人間の手を使った「手影絵」を得意とする劇団

そのすばらしさにいま、各メディアも大注目です

まず、手影絵のワークショップ「動物たちの大行進」ではじまります

ぞう、ゴリラ、わし、うさぎetc. 数十種類の動物の手影絵が次々に登場。

会場はどんどん変わる影の造形に歓声と感動の拍手!人間の手ってなんてすごいんだろ!

そして、お土産に「ふくろう」の手影絵を教えてもらいました

物語「長靴をはいたねこ」はあらゆる影絵手法がぎゅっと詰まった匠の舞台

淡いカラーを基調とした舞台装置 中央のスクリーンで影絵が進むのですが演じている様子も見えるという仕掛け

そして、登場人物を角度、大きさ、近景、遠景に合わせその時々に応じたパターンで表現します

たとえば主人公のねこの場合 手影絵のねこ、影絵人形のねこ、人が演じるねこ、シルエットのねこ という風に

また、パソコンで背景映像をプログラミング 

ねこが人食い鬼のお城に乗り込むシーンでは

ねこの気持ちにそって視角がどんどん変わりスリリングな臨場感を味わえました

アナログの手影絵と最先端の技術が共になって

迫力とスピード感のある影絵を実現していたのですね。

また、楽しい歌とユーモアあふれる演出も私たちを楽しませてくれました

いつごろか遊びの中で生まれた影絵―それをこれほど芸術的に創造できる

このような作品に出合うと人間の素晴らしさと可能性を実感するのでした♪

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