2016年2月4日(木)10:40-12:20西大寺公民館
出来立ての鳥の劇場通信vol.12を持って西大寺に来てくださった役者の中川玲奈さん。鳥の劇場ができるまでのお話やエピソードを聞かせていただきました。
最初は中島さんとメンバー1人、地元で募集した役者さんの3人だったこと。体育館を演劇上演期間だけ劇場として借りていて、終わったら元の体育館へ戻していたこと。中島さんの説得で町や市からだんだん応援してもらえるようになったこと。スタッフもひとりひとり集まってきたこと。入団したくて、高知から鳥取まで原チャリでやってきた役者さんもいること。初年度の12月公演は、寒くてお客さんに毛布をくばったこと・・・スタイリッシュな鳥の劇場さんからは想像できない地道なエピソードの数々。
印象的だったお話は、チラシを張らせてもらったり軽トラでお芝居を観に来てくれたりする地域の人々との何気ない会話が中川さんの心を揺れ動かし、鳥取に住むことを決心されたということです。「自分はここで社会人になれると思ったから。」とおっしゃっていました。今は地域の小学校や中学校で表現ワークショップや読み聞かせなども行っているそうです。いろんな人々が交流することで、地域に多様性が息づく。なんだか、うらやましいと思いました。
鳥の劇場は今も進化を続けています。10年目を前に劇場である体育館を改修工事。その期間だからこそ、西大寺子ども劇場30周年記念公演「すてきな三にんぐみ」が実現しました。なーんと、アメリカ出身の新劇団員、コンウェイ・ミッチェルさんがどろぼうに大抜擢!西大寺公演に登場します!大いに期待が膨らみます!! 中川さんと子育てトークも盛り上がり、ホッコリした交流会はおわりました♥