アートプログラム3 音を科学した!

「音であそぼう!発見タイケン科学のふしぎ!」2014年10月26日参加者子ども12名大人10名

DSCN0147子どもたちの知的好奇心や想像力を育てようと西大寺公民館とコラボで行っているアートプログラム。今年度の〆は、音を科学しました。講師は岡山理科大学科学ボランティアセンターの高見寿先生。手を変え、品をかえ音を出す実験はオモシロかった。プラ三味線、にわとり、風船電話。紙コップを使って3パターンの音作りワークショップ。音は物質や空気の振動で起こることがだんだんわかってくる。そして、ぐんぐん手際が良くなってくる子どもたち。物理学専門の高見先生は「原理がわかればどんな場面でも応用できる。」とおっしゃいます。

「あーあ、もっと理科やっときゃよかったなぁ~。」と思う私たち。ご安心ください。高見先生の「やり忘れた科学講座ー大人編ー」を計画中!『自分で考え行動するチカラ』がアートプログラムのメインテーマ。新たな進化を遂げるかも・・・(笑)

アートコーディネート in 行幸小学校

10月18日(土)10:00~12:00

雲一つない快晴。行幸小学校PTAの親子ふれあい教室に出張プレーパーク&レトロ遊びで呼んでいただきました。こま・けん玉・さらまわし・ディアボロ・シモレーツに焼きビーetc. 子どももおとなも真剣に挑戦!

さすがプレーリーダーの松田ヒデタロウさん。子どもたちを上手に遊びの輪の中へナビゲートしてくれました。弓矢飛ばしやロープ遊び。イキイキと群れてあそぶ子どもたち。青い空の下、みんなと交流しながら楽しい時を過ごしました。

 

2015年度鑑賞会企画が決定!!

DSCN0100 (640x480)10月16日(木)2015年度企画総会を終了しました。設立当初より子どもも含めてみんなで企画して、運営しています。小さな子どもたちも参加してくれて楽しい会になりました。今年はゲストに自然農を営みながらミュージシャンでもあるWacca Farmの佐々木竜也さんに来ていただきました。 有機作物ということ、循環する種の話・・当たり前に受け入れている食べ物について、自分で考えてみるきっかけをいただきました。そして、子ども劇場にピッタリの歌をプレゼントしてもらいました。

竜也さんが若いころ、作られた歌。娘さんが産まれてから自分の生き方を見つめなおしたという歌詞。そうだ、私たちは子どもからたくさんのことを教えてもらった。人とのつながりも広がって世界も広がった。子育ては先が見えない不安がつきものだけど、人間を育てるってステキだ。仲間がいれば大丈夫。

2015年度は西大寺子ども劇場設立30年周年。「子ども劇場に出会えてよかった。」と思ってもらえる鑑賞会を企画できました。みなさん、ぜひ劇場の扉を開いてくださいね。

鑑賞ライナップ:ミュージカルどんぐりと山猫(劇団わらび座)/グレゴ音楽一座/美女と野獣(人形劇団ひとみ座)/すてきな三にんぐみ(鳥の劇場)/新タップダンスコメディーショー(TAP・DO!)  作品はやむを得ず変更する場合があります。

 

 

「親子がそろって生き延びるための防災講座」報告

DSCN0070 (640x480)2014年10月16日(火)瀬戸内市中央公民館 参加者22名

この防災講座は、「つむぐる」さんとの共同企画でした。「つむぐる」さんは、東日本大震災以降、親子で岡山県へ避難、移住して来られたお母さんたちが中心になって活動をされています。

この日の講師はフリージャーナリスト守田敏也さん。講座は宮城県南三陸町で被災された渡邊由紀子さんの体験談から始まりました。日常から一転、被災者になるリアルが映像とともに語られ、胸がしめつけられる思いでした。そして、「運よく親子が助かったのは、津波の被害にあった先人の教えを守り繋いできた町だからと思う。」とおっしゃっていました。

そのあとにつづく守田さんの防災講座は、あらゆる災害を視野に入れた中身の濃いお話でした。特に記憶に残ったことは3つ。正常性バイアス・同調性バイアス・率先避難者たれ!ということ。

正常性バイアス=避難すべきことを認めず事態は正常だと考えること。たとえば、火災報知機がなった時、確かめもせず「誤報でしょ」という人が現れる。そして、同調性バイアス=すると「この前も、こんなことあった。」という人が出てくる。とっさのときに周りの行動に自分を合わせてしまうこと。これが避難を遅らせます。このロックを解くのが「さあ、逃げよう!」という率先避難者。周りの人の避難も誘導します。

これには、参加者一同深く納得。盛り上がって2時間もオーバーした防災講座。移住者の方々と交流してみると、災害の少ない町・岡山に暮らす私たちがいかに防災意識が低いかということに気づかされます。大いに触発されたので、また防災講座を開催しようと思います。防災にむけての積み重ねが「親子がそろって生き延びること」へつながるのですから。