東京物語

「東京物語」を観ました。3人の子ども達が東京で暮らしているところに、老いた両親が訪ねていくストーリーです。長男は開業医。長女は美容院経営。次男は舞台美術の仕事をしている独り者。
父に橋爪功さん、母に吉行和子さん。子ども役も主役級の芸達者な人たちばかりで、自分の生活に追われている子ども達には、分かる分かる、親には悪いけどそうだよね~なんて共感しきり。

孫を持つ身となった我が身は両親にも共感できるので、なんとも切ない。高級ホテルに行かされた夫婦が慣れないフレンチを黙って黙々と食べたり、外の景色を眺めるだけで1日終わるところは苦笑い。分かるわ~!私もきっとそうだわ。

校長上がりの父にいいかげんな男と烙印を押されて育った次男との「和解」の様な希望的最後が感動的で泣けます。いい終わり方だと思いました。回りに人がいたので号泣にはならなかったけれど、鼻をすすり続けた映画でした。是非沢山の人に観て欲しい映画ですね。ヽ(*´∀`)ノ

西大寺郷土芸能フェスティバル2013

2月3日(日)午後1時~4時 西大寺公民館ホール で開催されました。 入場者延べ1000人 出演者260人 スタッフ・ボランティア35人

今年から実行委員長と事務局を子ども劇場が受けることになり大役を果たすことができました。

まず驚くことは、早い人は開演3時間前から並ばれ開場までに長蛇の列、ロビーは早くも満員、ひとりバンド太郎さんの懐かしの歌を口ずさみながら開場を待つ。同時に舞台ではリハーサルが行われている。開場はリハーサルが終わると同時に開始(予定より15分繰り上げ12時15分に開場)。「皆様お待たせしました」あっという間に満席だ。

これほど多くの方々がこのフェスティバルを楽しみに来てくださっているのかと思うと、開催する意味は大いにある。(西大寺公民館ホールがいっぱいになるのは郷土芸能フェスティバルだけではないでしょうか)

オープニングは地元、岡山学芸館校高の和太鼓部の演奏。1部はふるさとの歌と踊りで10団体が出演。2部は若者たちのパフォーマンス。今年は宮坂流津山銭太鼓保存会の28人による若々しく華やかで迫力ある演技。満員のお客様も大きな拍手とともに掛け声が出るなどすばらしい舞台に感動。3部はおにぎり劇団による夜待ものがたり。西大寺の夜待ち祭りを題材に地元の小学生や高校生、地域の多くの方々を巻き込み芝居として上演、特におじいさんとおばあさんの掛け合いがおもしろく、それを楽しみに来られている観客も多い。司会はちくわ笛でも有名な住宅正人さん。1部では司会の傍ら自作の唄はその場で唄い拍手喝采。

あっという間の3時間。「ふれあって!ひろがって!手をつなごう!郷土芸能を若い世代へ、西大寺が元気になる」をコンセプトに実行委員のメンバーと共に創り上げ、延べ1000人もの方々に楽しんでいただけたことに感謝です。(良かった、感動した、楽しかった、元気が出たなど多くの感想をいただきました)ありがとうございました。

カンガルーポー講演会②市場恵子さん子育てトーク

出張すくすく子育て相談事業

市場恵子さんの子育てトーク&カフェ交流会

2013年2月5日(火)10時~12時 瀬戸内市中央公民館 参加者27名

ほんとうに楽しい講演会でした。

市場さんのギターと歌に合わせてみんなで歌い、手話で歌い

気持ちと向き合って感情を理解し、適切に表現するお話を聞いて

ワークショップで参加者が仲良くなって

会場は笑いに包まれ、

やさしい音楽にのせて

ひとりひとりがかけがえのない存在である詩が朗読され

終わりにユニセフの「ハッピーバースデイ3.11」のDVDを見て胸があつくなりました。

*こんな温もりのある子育て交流会をまたやりたいと思いました*

参加者の感想

*このような機会を設けてくださり、ありがとうございました。私自身の心にゆとりをもつことが出来ました。この時間はとても貴重でした。

*子どもに、再度生まれたときのあのワクワクした気持ち、愛情を共に分かち合おうと思えました。また、話を聴いてもらえたり受容し合うことで、会場が一つになれた気がしました。ありがとうございました。

*自分の感情を大切にすること 自分を慈しむこと・・・。いつのまにか色々な感情を抑えて育ってきてしまっていて。今、自分を解放している最中の私にとって とても素敵な時間を思いがけず頂きました。 皆さまに感謝します。

*こんなに癒された2時間は、今までに経験したことがありませんでした。疲れたとき、しんどいときは 今日のことを思い出そうと思います。ぐちってもいいのかなと思いました。本当にありがとうございました。

*とても心が温かくなり、体も軽くなる楽しい会でした。怒りの感情の取り扱い方・勉強したいと思いました。

カンガルーポー講演会①『誕生学®』

1.2月にカンガルーポーでは2つの講演会を企画しました。

*家庭で伝えるいのちの話『誕生学®』* 

講師:渡邊由起子さん(誕生学®アドバイザー・産後教室講師)

1月24日(木)10時~12時西大寺公民館 参加者23名

「生まれてくる力を伝える」教育プログラム誕生学®

数年ぶりに取り組んだ「成長する身体と心について」の学習会でした。

講師の渡辺さんももうすぐ第4子を出産するお母さん。

参加者に渡された一枚の名詞、やっと認識できるほどの小さな小さな針穴が開けられています。

これが受精したばかりの卵の大きさ。

そして紙コップにひとつの米粒

コレくらいに卵が大きくなったとき、お母さんは気づくのです。

そしてこうやさしく語りかけてくださいました。

「子どもがいのちのことや性のことを聞いてきたら「こたえを聞く準備ができている」ということです。

いのちのこと、性のこと、心を温め安全を高めるようロマンティックに真剣に伝えていきましょう。」と。

複雑な社会状況を背景に出産の形も多様化しています。

そんな時代に生きる私たちを包むように安心させてくれる誕生学講演会でした。

参加者の感想

*ステキな会で子どもが生まれたときのことを思い出しました。自分が大切な存在だと思えることが始まりだと感じました。帝王切開での出産だったのでそれをどう伝えるかと思っていました。命の道を進んできた。命の窓から出てきたのだよ。すごくスッキリしました。

* 長女が初潮を迎えました。興味がゲーム・インターネットの方に向き出し危険と隣り合わせになってきて、どう教えればよいのか悩んでいます。きちんと話すことこそ性犯罪や安易な性への行動の抑止になるのだと知りました。

*小学校・中学校の時に受けた性教育とは違った印象を受けました。当時は気恥ずかしい感じで聞いていたのですが、今日の講演は生命の尊さを重点にお話されていたので母親になったと言う立場のせいもあって聞きやすかったです。子どもが思春期になった時に、禁止やおどしで性教育をしてしまいそうです。子ども自身で自分の体を大事に考えてくれるように、性教育について考えなければと改めて考えさせられました。