2016年10月16日(日)10:00-12:00
邑久自然教育の森キャンプ場に子ども21人、大人も合わせて40人が集まりました。はじめに、ナビゲーターの小林さんから蝶アサギマダラについて教えてもらいました。
アサギマダラは旅する蝶、ツバメのように『渡り』をします。去年、邑久でマーキングした蝶が台湾で見つかったとか。5日で1700キロを飛んだという報告もあります。
アサギマダラは、あまり羽ばたきをせず風に乗ってヒーラヒラと優雅に飛びます。どこにそんな力を秘めているのか?なぜ『渡り』をするのか?
謎にみちた蝶に、自然のロマンを感じながら私たちは通称ダンガメ山に向かいました。
さて、ダンガメ山への山歩き。45分ほどかかります。チラシの書き方も甘かったせいで「聞いてないよー」という心の声(特に大人)を感じながら、虫取り網を杖代わりにひたすら山を登りました。はじめは、足取りも重かったのですが、道すがら森の中で出会う自然ーどんぐり、アケビ、松ぼっくり、ツルリンドウ、つわぶき、山桜の木、イノシシのマーキングetc, に、子どもたちは目を輝かせ、大人たちは心癒されていきました。
やっと着いたダンガメ山の頂上。ここに植えられている、フジバカマという花がアサギマダラの好物。
さっそく男子が、一匹捕獲、マーキングをしました。これで勢いづいた男子たちが網を持って、フジバカマの花畑に陣取ったので、賢い蝶はなかなか近づいてこなくなりました。お菓子をたべたり、ほかの虫をつかまえたり、景色をながめたり、植物観察したりして、しこたま遊びました。もう下山の時間です。終わりに写真を撮ろう!集まって、集まって、集合写真を一枚パチリ!
て、やってたら、あっ、つかまえた!
やっぱり、かしこい蝶々です、みんながいなくなったその隙に、蜜を吸いにきたのでしょう。
でも、もっとかしこいパパにゲットされてマーキング。おしまいは、下山途中、珍しいメスの蝶にマーキングしました。今回、3匹のマーキングに成功しま
した!!
あー、この蝶々たちはどこまで飛んでいけるかな。自然界は厳しくて、鳥や虫に淘汰されるものもたくさんいるのです。遠く旅してくれることを祈ります。
そうこうするうちに、スタート地点にもどってきました。子どもたちと大きな声で小林さんにお礼を言って解散しました。でも名残惜しい子どもたちはキャンプ場にのこり森の収穫物、くり、どんぐり、かまきり、コウロギ…を虫かごに詰め込んでおりました。
この事業は瀬戸内市&みんなの劇場&おくのほそ道アルプスの会のコラボです。自然ゆたかな瀬戸内市で育っても、丸ごとの森体験はなかなかできないもの。子どもたちが里山の面白さを知って、また次代の子どもたちにつないでいけるように大人も頑張りますよ。
ご協力をいただいた、小林さんをはじめ、おくのほそ道アルプスの会のみなさま、参加してくださった子どもたち、大人の方々、スタッフのみなさん、本当にありがとうございました。
次の自然体験は
来年1月、スローライフ体験を計画しています。お楽しみに(๑・̑◡・̑๑)
- つわぶき
- 芸術的なくもの巣
- 森の中は楽しい




2016年10月14日(金)10:00-12:00 瀬戸内市中央公民館 ゲスト:赤磐子どもNPOセンター事務局国正恵美子さん
2016年10月13日(木)10:00-12:00 百花プラザ ゲスト:わらび座制作 高橋雅之さん
さてさて、同時に12月鑑賞会 わらび座公演「ミュージカルシンドバットの冒険」の事前交流会も行いました。ゲストに来ていただいたのは、わらび座制作、高橋雅之さん。彼は就活の一環でわらび座と出会い、『アテルイ』という芝居を観て、ものすごーく感動し、内定を受けていた会社を全部蹴ってわらび座に就職したというエピソードの持ち主。「僕は大人になって始めてこういう演劇があることを知ったのですけど、もっと早くに出会っていたかった。だから、いろんな人にわらび座のミュージカルのすばらしさを伝える仕事をしようと思ったんです。」
と熱く語ってくれました。久々にすがすがしい若者を見た!と参加者一同の感想です(笑)。わらび座はわらび劇場を核にした一大リゾートたざわこ芸術村も運営している企業です。当日は秋田名物(いぶりがっこ、もろこし、クラフトビールなど)も並び、会場を盛り上げました。