新聞紙や紙テープでお部屋を自由にアートしよう!ミチコさんの実況インスタレーション
2015年10月24日(土)10:00-12:00西大寺公民館 親子21組参加
アートでひろがる・アートでつながるをテーマに自分で考えて行動するチカラを育てる青少年アートプログラムを西大寺公民館と協働で行っています。はじめて4年目のこのプログラム。美術だけでなく町探検、科学講座などユニークな講師をお迎えして行ってきました。
さて、今回はインスタレーションに挑戦です。最近、ちょいちょい耳にするインスタレーション (Installation art) という言葉。意味は現代美術の表現手法の一つで、室内や屋外などを作家の意向に沿って空間を構成し変化・異化させ、場所や空間全体を作品として体験してもらう芸術だそうです。だから参加する子どもも大人もスタッフもみーんながアーティストです。
東京の芸術大学を卒業されてキッズアート指導経験もある講師のミチコさん。のんびり、やわらかなお人柄でスタッフをナビゲートしてくれます。参加者が集まる前にお部屋の天井近くからタコ糸を縦横に結び、アトランダムに糸をタラーンとたらします。そこまでで準備はおわり。 さあ、参加者が集まってきたら、一枚一枚新聞紙を外すお仕事をしてね。これなら小さな子どもも無理なく参加でき、そして待ち時間が楽しめます。いよいよはじまり。ミチコさんがこう言いました。「新聞を両手でもって広げてー。力を入れてビリッ。上手く破れたかな?タテは破りやすいけど横は難しいよ。」
これだけ言うと、子どもたちが次々と想像を広げました。自発的にアート作業をドンドンすすめ、結局1時30分ぶっ通し。公民館のお部屋がインスタレーション作品に変わりました。ひとりひとりの個性が炸裂しながら、共鳴していくのはオモシロかった!
ミチコさんは子どもの様子をみながら、新しい材料を提供していきます。ますます広がる世界。いい作品ができて達成感たっぷりのアーティストたち。ミチコさんは子どもの可能性を引き出す「凄腕」先生でした。