劇場で出会った作品の記憶が消えてしまなわいうちに感想を話す―それが『みたあとカフェ』この日はキノシタショウテンのコーヒーを用意しました♥
参加者の声 「おもしろかったね!親子であれば出産は立場は違えどみんな経験していることだから、身近に感じるテーマだよね?」「そう、だからうちの息子たち2人といつになく話が弾んだ!! 特に上の子は4年生。そろそろ女の人に興味をもつ年頃だから、いろいろ聞いてきた。性のことなんて、息子とどう話していいのかわからなかったので、命のテーマから話ができたのはすごく良かった!」「子どもが―この家族に産まれてきてよかった。―と感想を書いているのをみて感動したぁ。」「妊婦の人も会場にいてすごくいい顔していたね!」「上の子は自然分娩、下の子は帝王切開。産まれ方がちがうこともあるんだよ。と話をした。」「『ぼくはどうしてママのところに産まれたん?』って聞くから『神様とキミが相談したんじゃろ?』というと『ああ、そうだった、そうだった!』と答えて面白かった。」「そういえば、『きらいきらい、ちょっとスキ!』って恋愛っぽくも思えません?」「あっ!ホント。テーマが繋がってる~」「いろいろ、考えて創っているんだあ。」etc.
この日、一番印象に残ったはなし。小学校4年の男の子との会話です。
「おかあさん、あの赤ちゃんは産まれてくることができたけれど、出てこれない赤ちゃんはどうなるの?」「悲しいけれど、産まれることができなくて死んでしまうこともあるんだよ…。」
子ども劇場では、舞台作品を観ることを鑑賞体験といいます。日々、忙しい生活の中では子どもたちと生や死、愛や人生の話を面と向かってすることなんかできませんよね。でも、お芝居にはテーマがあります。観た作品についておしゃべりするだけで、人間にとって大切なことを親子で考えていることになるのです。そして、子どもが大きくなったとき、この時間がどれだけ大切であったかがわかります。
いろんな発見がある『みたあとカフェ』。次はぜひ、ご参加を!
5月11日(土)百花プラザ多目的ホールで可愛い赤ちゃんが生まれました。ママ役のつげくわえさんが「この子、生まれましたよ」とお芝居を見つめる親子に、生まれたばかりの赤ちゃんを嬉しそうに見せます。そのとき、なんだか胸がジーンとしました。いままでこの子がママのおなかの中にやってきて小さな小さなお魚みたいな形の頃から10か月、赤ちゃんになって一生懸命うまれてくるまでをみんなで観ていたのですから…
こんな壮大なテーマもつげくわえさん&北村直樹さんの手にかかれば、軽妙なステージに早変わり。巧みな人形遣いと気の利いたセリフで子どもはお芝居に夢中、大人は、はまって大爆笑。会場みんなが家族になったようでした。
もうすぐです♪人形芝居「あなたがうまれるまで」