2016年は30周年記念パーティーでスタート!

30記念パーティー写真30周年 パーティ-1新年明けましておめでとうございます。新年2日、岡山駅近くのスポーツカフェで30周年記念パーティーを行いました。子どもたちの豊かな育ちを願って、設立された子ども劇場。30年目にして劇場を体験した子どもたちは今どうなっているのでしょう??

ということで、今回は若い大人たちが主役です。案内のイラストを描いてくれたコータ君。司会運営は高学年キャンプを支えてくれたジュンくんとヨシエちゃん。会計は税理士のチカくん。クラウン修行中のカナエちゃんは場を和ませてくれました。ほかのみんなも個性あふれる大人になっていて様々な形で社会を支える人になっていました。コレは『子育ての見える化』じゃありませんか?!
3世代90人の集合写真は壮観で感動モノ。未来へ向かって繋がる交流ができました。

これまで西大寺子ども劇場を支えていただいた皆様、本当にありがとうございました。そして、これからもよろしくお願いします。

 

『美女と野獣』愛について(大人編)

IMG_0471『美女と野獣』のテーマは『愛』。物語には様々な愛がありました。ベルとベトウ(野獣) ベルとバナール(父) べルとペペ ベルとクリスティーヌ、ジョセフィン(姉)・・・。愛情、情熱、思いやり、慈しみ、独占、エゴとか、「薔薇」に象徴される「愛」は決して心地よいものだけではないのですよ。崇高な聖歌とミュージックソーとの不安定なIMG_0496調べもその本質を表現しているかようでした。そして、主人公ベルの力強い生き方には感動です。新しい世界を目指して、何事にもひるまず体当たりで人生を切り開く姿はステキ!最後のシーンは圧倒的な存在感で「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラをイメージしたのは私だけでしょうか!東西問わず、物語のチカラはすごいですね~。たくさんの物語を知っていたら困難も乗り越えられるような気がする・・・。

人生経験豊かな大人の感想会って実はすごく面白いのです。子ども劇場で上演する作品は、子どもに向けたものであると同時に大人の鑑賞にも十分に耐えうるものだと確信しています。子どもの特徴に合わせてシンプルな言葉と手法で表現するから、時には優れた絵本のように、大人により深く語りかけるのです。良い作品は子どもは子どもの深さで、大人は大人の深さで豊かな感動をもたらします。上質な作品は年齢に下限はあっても上限はなし。

つぎはいよいよ西大寺子ども劇場設立30周年記念公演、鳥の劇場「すてきな三にんぐみ」。自信をもってオススメできます。みなさん、どうぞ観に来てくださいね!

 

「美女と野獣」に感動!おもてなし編

CIMG2250人形劇団ひとみ座の「美女と野獣」では、「赤い薔薇」が大きな鍵を握ります。人形劇を盛り上げるために鑑賞会当番の芥子山ブロックの皆さんがロビーもバラで飾りました。素材は色々ですがとても綺麗。公演後、その前で写真撮影会となりました。

小夜食は“焼きそばパン”や″レンコンとさつまいものデパ地下風”が初登場!どれも美味しくてひとみ座の皆さんに大CIMG2242好評でした。設立30周年にふさわしい充実した鑑賞会になりました。

子どもたちの感想です。

かわいそうでなきました。誰かがないたから私もなくので、すごくなきました。最後に感動しそうになりました。やじゅうがちょっとこわかったです。ベルは可愛かったです。ジョセフィンとクリスティーヌが可愛いし、面白かったです。ペペも面白くてかわいかったです。IMG_1560ペがたった一日であんなに成長したのはすごい。プチが最後にいもむしからチョウになったのもすごかった。感動しました。何回あきないような物語でした。とても面白かったです。ベトウが特に怖かったです。もう一度見たいです。ベルが可愛かったし、野獣は最後にかっこよかった。ベルは家族思いなんだなあと思いました。人形とは思えない迫力でした。上手にできていてすごかったです。人形の一つ一つの動きがすごかったです。

 

「美女と野獣」に感動!舞台編

IMG_04762015年12月18日(金)18:45-20:15 百花プラザ多目的ホール

語り手の役者さんが物語の始まりを告げます。やがて森の番人ルグランの人形に変身して、ステージの上につくられた緑のプロセニアムの小さな舞台にスッと入っていき人形劇が始まりました。そこは野獣ベトウが住む魔法の森・・・・まるで本の扉表紙をパァーと開いたように、観客は一瞬で物語世界に入り込みました。ドラマティックな展開とIMG_0473趣向を凝らした演出が、1時間30分の上演時間を感じさせることなく一気に見せてしまいます。

また、物語を生きる人形たちはどれも個性的で魅力的です。とりわけベルの美しさと圧倒的な存在感は私たちの心に大きく印象づけられました。ほんとうのお人形を見ると「あれっ!こんなに小さいの?」と思えるほど。原作にはない登場人物プチとペペは小さな子どもや男の子たちをキチンと物語世界へ連れて行ってくれました。

おわりは、夢のようなハッピーエンド♥ 小さな舞台で人形たちが演じるお芝居は高揚感ではく、一冊の名作を読み終えたような、じんわりと優しい感動で観客を包みました。蹴込み舞台の人形劇にこだわるひとみ座さんの思いが伝わる作品でした。