今年もお世話になりました<(_ _)>

2013年はもうすぐ終わります。振り返ってみると鑑賞会をはじめ、体験活動、アートプログラムetc.といろんな活動をやってきました。西大寺子ども劇場のおもなエリアは岡山市東区・瀬戸内市です。年ごとに行政や事業他団体との協働が広がってきています。最近は瀬戸内市での活動も増えてきました。行政区のはざまで活動することは大変ことも多いですが、期待できることも2倍あります。お互いに交流が活発になると、思わぬ化学変化が生まれるかも?! 来年も文化☆体験ネット西大寺子ども劇場はみんなで楽しい活動を創っていきたいと思います。文化をまんなかに子どもたちの未来を応援する子ども劇場をよろしくお願いします。

さて、来年5月で設立30年目を迎える劇場。新しい年は、子ども夢基金助成活動『真冬のスローライフ体験inワッカファーム』で幕開けです。2014年1月18日(土)10時から15時まで。バスに乗っての体験ツアー。講師は佐々木竜也&文さんです。乞う、ご期待ください。参加者募集中!お問い合わせ・申し込みは 086-942-1544まで

真冬のスローライフ体験

がまくんとかえるくんのクリスマスモビール!

12月鑑賞会「ふたりはともだち」を2倍楽しむ手作りの会CIMG3581CIMG3569CIMG3567

11月23日(土)百花プラザ研修室で開催しました。当日の参加者は23人

がまくんとかえるくんは着せ替え人形のように服を着せ、カタツムリには色を付け、ツリーにも飾り付けをして、可愛いもモビールの出来上がり・・・。大人も子どもも夢中!ちょっと時間が足らなくて吊るすところまで完成できなかった人もいたけれど、家に帰って出来たかな?

人形劇団ひとみ座「ふたりはともだち」を楽しみに待つ気持ちと、モビールがゆらゆらすることが重なって心がゆれる。鑑賞会(12月14日)は「友だちと一緒に見たいよね」と子どもの声が聞こえてきます。

DAYキャンプを楽しもう!

10月27日(日)9時半~1時 事務所裏広場 参加者56人CIMG3423

畑で収穫したさつま芋やバジルの収穫祭も兼ねて

キャンプの楽しさを親子で体験!マキを割り火をおこして飯ごうでご飯を炊く。初めて体験する子どもたちもお父さんに教えてもらいながら美味しいご飯の出来上がり。大人も子どもも「火」が大好き、夢中になっている顔が輝いている!CIMG3425

スタッフが焼いてくれた焼き鳥をご飯の上にのせて焼き鳥丼!

子ども達が切った野菜を大なべに入れて豚汁に、あまりにも鍋が大きいので炊き上がるまでに時間がかかり待ち遠しい。待った甲斐があっておいしい!

その間、蒸し芋や石焼芋、マシュマロ焼きなどお腹がいっぱい!CIMG3456

最後の仕上げはジェノベーゼでパスタ(パスタはためしてガッテン流にゆで時間1分)を食べる。なんとも大人の味。

子ども達は空き地で走り回り、自由な空間で遊びが始まる。用水路では魚を釣ろうと右往左往。

秋晴れの下、ゆったりとした楽しい時間が流れていきました

 

 

 

青少年アートプログラム③『西郷先生の国語の授業』

10月24日(木)午後6時半~8時半 西大寺公民館 参加者59人CIMG3410 CIMG3411

(公)福武教育文化振興財団の助成を頂き、西大寺公民館との共催で実施し、ノーマライゼーションを目指した企画で、要約筆記の方々の協力も得ました。

教材は小学4年生の教科書に出てくる新美南吉の「ごんぎつね」です。

93歳の西郷竹彦先生の授業は子ども達にも理解ができ、大人には文芸学理論に基づいた深い読み解きに感動し、文芸の持つ魅力を味わうことが出来ました。

参加者の感想より

・学校で習わないようなことをいっぱい教えてもらえたのですごく勉強になった。先生のお話をもっと聞きたかった。今までの何倍も国語が好きになった。

・ 視点論にしぼって真実と美に迫っていかれたので、わかりやすかったと思います。先生のお元気な姿が見られてうれしかったです。

・今までのごんぎつねのイメージがガラリと変わりました。ごんだけがかわいそうと思っていたけど兵十も悲劇だということが学べました。会話、意思の疎通は大事だと思いました。

・子どもの頃大好きだったので、とても楽しみでした。こんなに深く物語を読んだのは初めてでした。思わず涙ぐんでしまいました。4年生の息子が学校でちょうど学んでいた「ごんぎつね」だったので参加しましたが、私の方が熱心に聞いてしまいました。

・ 毎回先生の講座で改めて気付かされることが多く、勉強になります。取り上げる作品も教科書からということが多いので、参加のハードルが低くていいなと思います。講座内容は深くて濃いですが…。また次回も参加したいと思っています。

・ ごんぎつねは、何度も読みましたが社会背景やコミュニケーション不足などの視点には、今日初めてで、深いです。ごんによって兵十はひとりぼっちになってしまった。でもそこでごんの中に兵十との孤独への共感がうまれた。自己犠牲が神様の領域になる世の中はなんて悲しいのかと思いました。現在は身分による差別的なこともない自由な世の中ですが、このごんぎつねと同じ、話し合いのない世の中だと感じました。物語は昔だけでなく、今現在のことも深く考える機会を与えてくれると思いました。

・ 今高校二年生で県立の進学校に通っています。国語(現代文)の授業では「解き方」を重視した授業です。「読み方」(今回のような)はあまり教えてくれません。やはり「読み方」は大切だと感じました。