青少年アートプログラム4
『大自然モンゴル ひと・くらし・文化』 講師:岡林立哉(ホーミー・馬頭琴奏者)2012年11月18日(日)10時~11時30分 百花プラザ和室 参加者27名
今年度、西大寺公民館とコラボして開催した青少年アートプログラム。最後は異文化を知るワークショップです。講師の岡林さんはモンゴルの自然に魅せられ、放浪し、モンゴルで普通の暮らしを営む人々に寄り添って馬頭琴やホーミーを習得した人。彼の人柄を通して語られるモンゴルに、人間が自然や動物と共生していく厳しさ、おおらかさ、豊かさを感じました。
そして、聴いた馬頭琴とホーミー。野太く、土着的な音色です。特にホーミーの太く低い声と繊細で高い笛のような歌声が織りなす怪しい世界感はライブでないと味わえないもの。参加者のすべてが感動しました。
このワークショップで印象に残った岡林さんのおはなしは
「はじめは、自分のことを解ってもらいたくてがむしゃらに馬頭琴を演奏していました。でもある日、気が付きました。そんな音は誰も聴きたくないし、モンゴル人のマネをしていてもダメなんだと。日本人である自分でしか伝えられない馬頭琴・ホーミーを聴いてもらおうと。」
ラストは高田渉の「生活の柄」ー歩き疲れては夜空と陸との 隙間にもぐりこんで草に埋れては 寝たのです処かまわず寝たのですー
青少年アートプラグラムのテーマは「自分で考え行動する力」 テーマにぴったりのプログラムで締めくくれました(^^)