②「すてきな三にんぐみ」中島諒人さんのいきなりWS

OLYMPUS DIGITAL CAMERA3月12日(土)12時から搬入開始、夜9時まで舞台設営、調整が行われます。

この日は私たちの呼びかけに答えて、演劇部の学生さんが見学に訪れてくださいました。学芸館高校、岡山南高校、岡山操山中学校、玉野八浜中学校総勢すてきWS222人皆さんです。客席で見学している学生さんに優しく声をかけ、お話をしてくださっていた中島諒人さん。徐に「ワークショップしようかな?広い場所とれますか?」「えっ!何とかします。」と、ホワイエでいきなり演劇ワークショップ始まる。演劇概論から、身体ワークまでビッチリ3時間。演劇は究極の体育会系だと思ってしまった(笑)

そのなかで中島さんがおっしゃった次の言葉が印象的でした。「演劇はみえないものを共有することだ。」「演劇づくりはすべてのことを考える、考える。笑っちゃダメなんだ。笑いは逃げだ。とにかく考える。」(ニュアンスがちがっていたらごめんなさい。) ライブだからこそのうれしいハプニング。学生さんたちにとって一生忘れられない宝物の時間になったんじゃないかな!

スタッフのみなさんは長丁場なのでお腹もすきます。そこで、瀬戸内市にある天然酵母のパン屋さん「オぷスト」のパンと中光商店のかまぼこを差し入れ。とても美味しいと評判でした。特に八戸出身の俳優さんが「このかまぼこは本物だ!おれは、練り物のことはわかるのだ。」と太鼓判!食べ物は人と人との距離を近づけますね。一気に劇団のみなさんと親しくなれたのでした。

 

「すてきな三にんぐみ」ドキュメント①

CIMG2835 (640x480)OLYMPUS DIGITAL CAMERA30周年公演だから、ロビーもにぎやかにしたい!打ち上げはきっと深夜になるから、美味しいもので歓待したい!ならあの狭ーい事務局しかない!キャスト&スタッフ17人のお食事はどうするか?前日から鳥の劇場さんが舞台設営するので、せっかくだから地元の演劇部の中高生を見学会にさそってみよう!・・・という野望のため、この公演にはたくさんの人が関わってくださいました。看板は西大寺中学校有志のみなさんが作成してくれました。手描きはやっぱり温かく、会場が味わいのある雰囲気で包まれました。

さて、あとのモノゴトのすばらしい展開はのちほど・・・。

こちらがお出迎え準備に勤しんでいた頃、鳥の劇場さんではサプライズな垂れ幕づくりが静かに計画されておりました。芸術監督さんをはじめ皆さんが・・・感激です!

30周年記念公演「すてきな三にんぐみ」終了。みなさんありがとうございました!

OLYMPUS DIGITAL CAMERA西大寺子ども劇場設立30周年記念、鳥の劇場「すてきな三にんぐみ」公演は大人、子ども400人以上の拍手と感動に包まれて幕を下ろしました。この公演に際しまして、ご支援ご協力いただいた皆様、ご来場くださった皆様、誠にありがとうございました。そして、素晴らしいお芝居を届けてくださったうえに、最後に感動のサプライズプレゼントまで用意してくださった鳥の劇場の皆様に心より感謝申し上げます。本当にありがとうございました。怒涛の二日間、とてもこのページだけでは書ききれません。ドキュメント報告いたします。

私たちはこれからも前に進んでいきますよ。闇に包まれていた世界を虹色輝く世界へと向かわせたのは1人のみなしごの女の子。ムテキな三にんぐみをステキな三にんぐみにかえたティファニーちゃんのように!

2016年3月13日(日)18:30-19:45 百花プラザ多目的ホール

 

『美女と野獣』愛について(大人編)

IMG_0471『美女と野獣』のテーマは『愛』。物語には様々な愛がありました。ベルとベトウ(野獣) ベルとバナール(父) べルとペペ ベルとクリスティーヌ、ジョセフィン(姉)・・・。愛情、情熱、思いやり、慈しみ、独占、エゴとか、「薔薇」に象徴される「愛」は決して心地よいものだけではないのですよ。崇高な聖歌とミュージックソーとの不安定なIMG_0496調べもその本質を表現しているかようでした。そして、主人公ベルの力強い生き方には感動です。新しい世界を目指して、何事にもひるまず体当たりで人生を切り開く姿はステキ!最後のシーンは圧倒的な存在感で「風と共に去りぬ」のスカーレットオハラをイメージしたのは私だけでしょうか!東西問わず、物語のチカラはすごいですね~。たくさんの物語を知っていたら困難も乗り越えられるような気がする・・・。

人生経験豊かな大人の感想会って実はすごく面白いのです。子ども劇場で上演する作品は、子どもに向けたものであると同時に大人の鑑賞にも十分に耐えうるものだと確信しています。子どもの特徴に合わせてシンプルな言葉と手法で表現するから、時には優れた絵本のように、大人により深く語りかけるのです。良い作品は子どもは子どもの深さで、大人は大人の深さで豊かな感動をもたらします。上質な作品は年齢に下限はあっても上限はなし。

つぎはいよいよ西大寺子ども劇場設立30周年記念公演、鳥の劇場「すてきな三にんぐみ」。自信をもってオススメできます。みなさん、どうぞ観に来てくださいね!