「美女と野獣」に感動!舞台編

IMG_04762015年12月18日(金)18:45-20:15 百花プラザ多目的ホール

語り手の役者さんが物語の始まりを告げます。やがて森の番人ルグランの人形に変身して、ステージの上につくられた緑のプロセニアムの小さな舞台にスッと入っていき人形劇が始まりました。そこは野獣ベトウが住む魔法の森・・・・まるで本の扉表紙をパァーと開いたように、観客は一瞬で物語世界に入り込みました。ドラマティックな展開とIMG_0473趣向を凝らした演出が、1時間30分の上演時間を感じさせることなく一気に見せてしまいます。

また、物語を生きる人形たちはどれも個性的で魅力的です。とりわけベルの美しさと圧倒的な存在感は私たちの心に大きく印象づけられました。ほんとうのお人形を見ると「あれっ!こんなに小さいの?」と思えるほど。原作にはない登場人物プチとペペは小さな子どもや男の子たちをキチンと物語世界へ連れて行ってくれました。

おわりは、夢のようなハッピーエンド♥ 小さな舞台で人形たちが演じるお芝居は高揚感ではく、一冊の名作を読み終えたような、じんわりと優しい感動で観客を包みました。蹴込み舞台の人形劇にこだわるひとみ座さんの思いが伝わる作品でした。

「美女と野獣」事前アラカルト③薔薇づくり

IMG_1559本日12月18日(金)は人形劇団ひとみ座『美女と野獣』公演日!この作品は「薔薇」が大きなキーポイント。公演前に劇場美術部がそれぞれに薔薇をつくり、本日の会場を彩ります。クリスマスが近い冬の夜に、ハートウォーミングな奇跡の愛の物語。今夜の思い出は親子で長く語り継がれることでしょう。会場は百花プラザ多目的ホール6:45開演です。まだ、間に合いますよ、ぜひ観にお出でください♥IMGA0017 (640x360)IMG_1558

 

「美女と野獣」事前アラカルト①ベル来る!

12249630_913503598738118_5970536883465241218_n人形劇団ひとみ座『美女と野獣』 ベルが来た!

2015年11月20日(金)西大寺公民館

あの日、子どもと一緒に劇場に行かなかったら人形劇の素晴らしさに触れることもなかったと思う。人形劇は子どものものだと思っていませんか?67年の歴史をもつ人形劇団ひとみ座。中でも人形芸術の第一人者、片岡昌さんの最期の仕事が「美女と野獣」でした。今回、主人公ベルだけは40年前のこの人形を使おうとすぐ決まったそうです。黒い袋からベルが登場し、人形劇俳優の富田さんが操ると、一瞬で場の世界が変わります。色褪せない美しさ、人形でしか表現できない不思議な魅力を放ちます。大人も子どもも惹きつけられて目が離せません。

ボーモン夫人原作「美女と野獣」を、ひとみ座さんは丁寧に読み込み、感動の人形劇にしてくれました。たくさんの親子に出会ってもらいたい上質な作品です。そして、むかしテレビ人形劇が好きだった大人の方にも是非観てほしいと思います。日本の人形劇は本当に素晴らしいのです‼️

異文化交流!グレゴの音楽一座終わりました。

2015年9月13日(日)①14:00 ②18:30 百花プラザ多目的ホール

CIMG15709月鑑賞会『グレゴの音楽一座』の公演が終了しました。グレゴさんは人形と楽器を組み合わせたオリジナルなパフォーマンスを見せてくれました。昼のステージは英語/日本語が60/40、夜は80/20という割合で公演を行ってもらいました。英語が多いほど子どもたちが集中することを発見!きっと頭の中はせわしく動いているのでしょうね。(笑)

CIMG1569グレゴさんのオリジナルー夢の鳥マージャは中世の古楽器(ピアノの基になった)でできています。その美しい音色に大人も子どももうっとり。そして、チェリーの木でできたリンバージャックはコミカルにタップダンスを踊り、いい音でリズムを刻みます。ジャックは人形であってパーカッション楽器。グレゴさんは私たちに「生活を豊かにしてくれる音楽やアートの素材は、特別高価なモノじゃなく身近にあって自分でも作れるんだよ。」と教えてくれました。

子ども劇場の鑑賞会は表現を楽しむだけじゃなく、多様な人々の生き方にも出会えるチャンスです。子どもたちと一緒に興味の扉を開いて、世界を広げていけたらいいですね。