西大寺郷土芸能フェスティバル2013

2月3日(日)午後1時~4時 西大寺公民館ホール で開催されました。 入場者延べ1000人 出演者260人 スタッフ・ボランティア35人

今年から実行委員長と事務局を子ども劇場が受けることになり大役を果たすことができました。

まず驚くことは、早い人は開演3時間前から並ばれ開場までに長蛇の列、ロビーは早くも満員、ひとりバンド太郎さんの懐かしの歌を口ずさみながら開場を待つ。同時に舞台ではリハーサルが行われている。開場はリハーサルが終わると同時に開始(予定より15分繰り上げ12時15分に開場)。「皆様お待たせしました」あっという間に満席だ。

これほど多くの方々がこのフェスティバルを楽しみに来てくださっているのかと思うと、開催する意味は大いにある。(西大寺公民館ホールがいっぱいになるのは郷土芸能フェスティバルだけではないでしょうか)

オープニングは地元、岡山学芸館校高の和太鼓部の演奏。1部はふるさとの歌と踊りで10団体が出演。2部は若者たちのパフォーマンス。今年は宮坂流津山銭太鼓保存会の28人による若々しく華やかで迫力ある演技。満員のお客様も大きな拍手とともに掛け声が出るなどすばらしい舞台に感動。3部はおにぎり劇団による夜待ものがたり。西大寺の夜待ち祭りを題材に地元の小学生や高校生、地域の多くの方々を巻き込み芝居として上演、特におじいさんとおばあさんの掛け合いがおもしろく、それを楽しみに来られている観客も多い。司会はちくわ笛でも有名な住宅正人さん。1部では司会の傍ら自作の唄はその場で唄い拍手喝采。

あっという間の3時間。「ふれあって!ひろがって!手をつなごう!郷土芸能を若い世代へ、西大寺が元気になる」をコンセプトに実行委員のメンバーと共に創り上げ、延べ1000人もの方々に楽しんでいただけたことに感謝です。(良かった、感動した、楽しかった、元気が出たなど多くの感想をいただきました)ありがとうございました。

新年例会『馬頭琴とホーミーの調べ』騒動記④

そして、時折スーッと星が流れます。

そのなかで聴く宮沢賢治の『星めぐりの歌』と『七夕』

日本の曲はより一層、心に響きます。絨毯に座っている子どもたちはもう寝転んで星を見ています。

モンゴルの草原に来たよう。

でも、漆黒に包まれるモンゴルの星明りはとても明るく、特に天の川は周りを白光りで照らすそうです。

アンコールの前に岡林さんはこうお話しされました。

「モンゴルの遊牧民たちは電気を必要としない生活をしている。そんなモンゴルに日本の電気のゴミを捨てる話が出てくること自体、僕はおかしいと思います。」

まっすぐな言葉が日本に暮らす私たちの心を揺さぶります。

準備は大変だったけれど、2013年の始まりを飾るすばらしいコンサートになりました。岡林さん、ありがとうございました。

参加者の感想を1つ紹介して終わります。

岡林さんが感じているモンゴルの魅力が、少ない言葉の中にたくさん詰まっているんだなあと思いました。

時間はあっという間に過ぎ、残ったものは大草原を吹き抜けるそよ風のような爽快感でした。

情熱を燃やして取り組む姿に感動し、頑張る力をいただきました。ありがとうございました。(岡さん)

新年例会『馬頭琴とホーミーの調べ』騒動記③

昼のステージが成功に終わり、岡林さんには小夜食の達人・幸子さんのステキなお弁当を食べていただき

一息ついたら、早速、夜のステージの準備に取り掛かります。

夜のメインは何といっても満点の星空***そう、プラネタリウムです。

リハーサルをしたものの、やはり微調整に時間がかかります。

岡林さんも快く協力いただいて、機会の位置や写りかたのチェックなど入念に行いました。

また、簡易な照明で雰囲気を出すのですが、これもお客さんがまぶしかったり 岡林さんの顔が暗くなったりと四苦八苦!

やっと出来上がったらもうすぐ開場時間!!

夜のステージは昼間と対照的。月と太陽 陰と陽。

しっとりと奏でられる馬頭琴は悲しみや情愛を表現します。

そして、いよいよ灯りを落としたら、ステージ真ん中から黒い丸っこい物体登場!

会場は満点の星空になりました***わあと声が上がります。つづく…

新年例会『馬頭琴とホーミーの調べ』騒動記②

1月5日(土)2:30/6:45 西大寺公民館第1講座室 参加者87人

朝から重い平台を移動しステージを作ったり、絨毯を敷き客席をつくったり、パネルを運んでモンゴルの景色を飾ったり

お正月の運動不足を一気に解消するハードな力仕事の連続・・・

すると華道の先生から「お花を生けてあげようか?」との打診。

人の好意に素直に甘える子ども劇場。軽くお願いしたらものすごく豪華なお正月花が入り口を飾りました(スゴイ!!)

昼のステージの始まりです。

演奏者・岡林さんのバックに、吉井川の風景が絵のように広がっています。

馬頭琴で奏でる曲はモンゴルの生活の中からうまれたもの。馬やらくだの曲があって、それぞれの走り方の特徴に合わせ、テンポも違うのが面白い。

ホーミーは体に響くような低音と笛の音ような高音との妙。はじめは違和感をおぼえるのですが、何曲も聴いているととても心地よくなってくるのが不思議。

各国を放浪した経験をもつ岡林さんは体験の中で感じたことを、静かに語ってくださいました。

自然とつながって生きることが人間の心の安定に本当に必要なんだなあと改めて感じます。

また、馬頭琴を奏でながら歌うホーミーは、幾重にも音が重なり広がりと深みを増し圧巻でした。

雲が流れ、川面から鳥たちがはばたき、冬の陽光に包まれた背景に、モンゴルのイメージが溶け合います。

すっかり、みんなモンゴルへ行きたくなりました。つづく・・・