宮沢賢治「やまなし」の読書会

2010年1月21日(木)9:30~12:00 子ども劇場事務局にて

40年まえから小学校国語教科書に載っていて、難解な教材として先生たちを困らせている宮沢賢治の「やまなし」。「クラムボン」しか覚えてないなあ~って人も多いのでは?

絵本サークルの文芸学講座で読み深めました。

宮沢賢治は法華経の教えを子どもたちに広めるために童話を書いたそうです。だから、賢治の作品の根底には仏教思想が貫かれています。そのことをまず踏まえ、「やまなし」の世界をイメージしながらゆっくり丁寧に読みました。

物語は谷川の底、小さな蟹の兄弟から見る限られた世界です。しかし、この小さな世界のなかにも光と影、生と死、食うもの、食われるものと目まぐるしく変わるイメージが展開します。

「光の網」に象徴される因・縁・果。光と波と白い岩という条件が揃うことで現れる光の網、それは一瞬にして消える幻でもあるのです。

「あるのでもない、ないのでもない」という仏教思想(色即是空・空即是色)を私たちに提示しています。

自然も人間も無限の縁(条件)のつながりの中に存在しています。縁(条件)が変れば変化するのです。それゆえ、人間は自己と自己をとりまく世界を変革していく可能性を秘めています。

こんな風に「やまなし」を読みました。

これから羽ばたく小学生に向けた人間賛歌の物語だったのですね。

今年もいっぱい体験できました♪

28日にげきじょう事務局を大掃除。無事に2009年を終えました。

今年の鑑賞会を振り返ってみると3月「プレジャーBコメディクラウンサーカス」で始まり、5月「ミュージカルファー文昆虫記」7月「オペラ ピノッキオ」10月「タップダンスエンターテイメントショー」2月「人形劇「てぶくろを買いに/くるみ割り人形」とホントに多彩なジャンルの作品を楽しみましたね。

鑑賞会の事前交流会や体験活動ではいろんな方との出会いもありました。目をキラキラさせながら新しいことに挑戦する子どもたち。様々な人との出会いが子どもたちの世界を広げてくれます。2010年も新たな挑戦がキミを待ってる、知的好奇心で遊んじゃおう!

なぜ、来年寅年なのに・・・犬??? これは5月例会「やさしいライオン」の親犬ムクムクのヘコヘコ人形をげきじょう美術担当にゃにゃ様が早々と創ってくれました、パチパチ(拍手)

ありがとう。またみんなで作ろうね!来年もよろしくお願いします。

「手ぶくろを買いに/くるみ割り人形」公演近づく!

「手ぶくろを買いに/くるみ割り人形」事前交流会  人形劇団プーク興梠さんとつくる「ペナペナきつね」11月29日(日)10時~12時 COOP西大寺2F 会議室

子ども劇場と創造団体(劇団)とは、車の両輪のように子どもたちのゆたかな成長を願っていっしょに活動を創ってきました。お芝居をもっと親子で楽しめて、味わうことができるよう事前の交流会なども行っています。

 

 今回は制作の興梠さんをお迎えして「ペナペナキツネ」を作りました。このキツネの棒人形は人形劇団プーク・芸術監督さんが頭をひねって考えたもの。簡単なつくりなのですが、動く表現がとってもゆたか!足を前後にして走るのですぅ、なんて可愛い~。さっすがです。

キツネつくり

キッドを渡されて親子で一生懸命作りました♪ 1時間ちょっとでみんな無事完成!!蝶ネクタイをしたきつね、リボンをしたきつね、笑っているきつね、すっぱい顔のきつね・・・個性いろいろなキツネがたくさんできました。この交流会に参加して

プロの人形劇は人形の種類から背景効果、光、物語のテーマetc. 

さまざまな試行錯誤を繰り返して最高のものを子どもたちに届けているんだなあ

しみじみ思いました。

くるみわり7人形劇団プーク公演 「てぶくろを買いに/くるみ割り人形」

白い雪とコバルトの影に彩られた母子の絆の物語

新美南吉「手ぶくろを買いに」

NHK教育テレビ「新・三銃士」も手掛ける人形劇団プークのさまざまな種類の人形70体がチャイコフスキー原曲のせて乱舞する

「くるみ割り人形」

12月20日(日)18時30分 西大寺ふれあいセンターにみなさん、観に来て下さいね!

 

秋を食す

晴れて良かった!
さんまを食べて来ましたよ!こんにちは。トリコです。
人参切るだけで、大騒ぎしていた心配性の母親は私です(>_<)

天候の応援を受けて、晴れた空の下で、サンマの会を開催!時々吹く風に、物が飛んだりのハプニングがあり、笑い合いながらの楽しい会でした。
素晴らしい経験をさせていただきました。ありがとうございました。

炭火焼きの秋刀魚!
自分のおにぎりは自分で握る!
まばらな形の野菜が愛しい豚汁!
石焼き芋!

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どう考えても、三角にも丸にも俵にも見えないおにぎりを、小さな子供達は喜んで作り、頬張りました。
中にはピザ生地のようなおにぎり(と呼んで良いのか?)もありましたヨ。自分で作るとたくさん食べました。

 

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いい音と匂いを出しながら、焼き上がっていく秋刀魚。

プリプリとしたサンマは、炭火で焼くと更に美味しく、食べた子ども達も大人も秋の幸せを満喫です。

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まばらな野菜に、子供達のやる気が詰まった豚汁。

「私も切りたい」「僕も切りたい」そんなの中で、順番に仲良く野菜を切りました。

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ダッチオーブンに石を入れて、焼き上げた石焼き芋!
中まで黄金のお芋は、劇場の畑で収穫したお芋で甘くて美味しい!

デイキャンプは、素敵な体験で大人の私も楽しかったです。何よりとっても美味しかったです。
デザートには柿もあり、秋刀魚やお芋の秋の味覚三昧!新米も美味しかった。

そうそう、米と言えば前回の「もち米発売中」にあこさんからのコメントをいただいて、事務局とネットで調べてきました(`∇´ゞ

総社の「国司神社」に、古くから伝わる「神事」にかかせないのが「赤米」。そして、特別に改良した品種が「赤もち米」だそうです。
日本でも生産箇所が少なく、高級品だそうです。
市販のもち米並の値段で買えるのは、ご好意のおかげだそうです。ありがたく赤飯や北窓(おはぎ)にして食べさせていただきたいと思いました\(^ー^)/

本当に楽しくて、お腹も心も大満足の時間でした。

来年も参加するぞ(^ー^)

投稿者 トリコ