「自分で考え、表現する力」をテーマに西大寺公民館とみんなの劇場とでアートプログラムを企画しています。毎回、いろんな切り口で個性的な講師が子どもたちの可能性を引き出すこの講座。今年で4年目をむかえます。
今回はその中でもピカ1なオーラを放つアートデレクター花房太一さんにナビゲートをお願いして、子どもたちと現代アートの大展覧会岡山芸術交流2016に行ってきました。
題して
【子どもアートの旅】
寒い寒い朝、集合はライアン・ガンダーの作品前でした。アスファルトを砕きながらそこに着地したかのような巨大な銀色物体は、これからはじまる不思議な旅を予感させます。…
先生「これ何に見える?」
子ども「UFO」「人間?」
先生は 「周りをぐるっと回ってみてごらん」
子どもたちは好奇心いっぱいに眺めます。現代アートは体験するアート。額縁に入った絵とは違います。だからはじめに鑑賞方法を伝えました。
「なんで芸術作品は大切にしなきゃいけないなかわかる?モナリザは500年以上前の作品です。それを現代の私たちは見せてもらっている。この作品たちも500年後の人々に見てもらうためにある。壊すとどうにも責任がとれないんだ。だから、大切にみなくちゃいけないんだよ。」
真剣に話を聞く子どもたち。こうして、花房先生と子どもたちとの旅ははじまりました(^。^)
花房先生からの問いに子どもたちは一生懸命答えます。そのようすは真剣ながら笑いをさそい、和やかな雰囲気で包まれました。作品を見ながらまたまた先生は言いました。
「よし、今日のテーマは(比べる)に決めました。何がちがうか考えてみよう!」いろんな対比を探します。そうしているうちに、不思議なことを発見しました。作品を見て体験している自分が、誰かに見られている作品の一部になっている‼︎
大人の私は考えてハッとする。もしかして私は自分を生きているのか?誰かに作られてるんじゃない?あー深い深すぎる。
今回、花房先生が作って下さったまとめシートが秀逸です。そして、子どものクリエイティブな感想が秀逸。画像をご覧ください。
とてもとても面白かった。現代アート×花房太一氏×子どもは最高の響きあいでした。
花房太一先生、岡山芸術交流2016の関係者のみなさま、ありがとうございました。