読書の秋

秋の夜長に読書は定番!今の私のお気に入りの図書館は駅の中にあります。

駅には個人から提供された文庫本を並べた小さな棚があり、自由に借りることが出来るのです。電車に乗る前に1冊借りて読みながら・・・読み残しは家でじっくりと。

借りる手続きは必要なく、「1週間で返しましょう」なんて書いてあるけど守るのも個人のモラルに任されています。そんな気軽さが気に入って時々借りています。

モチロン新作など望めませんし、全巻揃っているのも滅多にありません。しかし、自分では買わないだろう本が読める魅力は図書館と同じ。

宮本輝「焚き火の終わり」(上)岩井志麻子「ぼっけえきょうてえ」や赤川次郎の「三毛猫ホームズシリーズ」にも出会いました。前回あった本が次は無かったりすることはありますが、ちょっとした知的好奇心を満たしてくれる駅中の図書棚です。

感動は経験から

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永野むつみさんによる、講演会が無事に終了しました。

ステキなお話をして下さった永野さんに、お越しいただいた皆様に感謝です。

時間が経つにつれ、ジワリと来るお話でした。『私の話に感動したのでは無い。皆さんの経験の中に重なる事があるから、感動するのです』と言われたのが、印象的でした。

お話を聞きながら、確かに私達は、過去へと旅立つのです。

子供の頃の自分。
我が子を必死で育てる家庭の中の自分。

様々な自分と向き合い、そして『私だけでは無い』と安堵しながら、時には上手くいかずに苦しんだ事を思い出す。

だから、感動する。
それが『自己肯定感』だと……。

魔法みたいな時間でした。
私達が最後に感じる想いを、全て計算したかのように……優しい言葉と声が時間を紡ぐのです。

あまりに素敵だったので、まとめるスキルが無いトリコ。(文章力が無いともいう)

残念だ、と思ったアナタにお知らせ☆
西大寺子ども劇場も参加中のアートスタートを要チェック!

西大寺は人形劇『かえるくん・かえるくん』を百花プラザで公演!

12月15日(水曜日)
11:00〜11:40
料金・親子(大人一名と子供)1,000円

皆さん、ぜひとも参加して下さい。

踊る

仕事関係ですが、総会に出席。そこで各支部が出し物をするのが恒例になっているらしく、中四国支部は「阿波踊り」を踊ることになりました。

徳島さんが「連」で繰り出していた頃の衣装を貸してくれて、参加者は25名で阿波踊りを踊りました!!「踊るアホウに見るアホウ、同じアホなら踊らにゃそんそん」と150名程の出席者を巻き込み最後は総踊りとなりました!!

ホテルの宴会場は踊りの輪で熱気ムンムン。コスプレ気分で羞恥心も取れ、ハイテンション!!「ヤットセー ヤットセー」と合いの手を入れながら踊り続けた私。一緒に踊った仲間達との距離も一気に縮まった感じ!あ~っ楽しかった~^^ 

ふと、今の子ども達は夢中であそんでいるかな?我を忘れて楽しく踊っているかしら?と思いました。

「ありがとう」

今回のタイトル。
トリコが聞いた、とある会員さんの「地獄八景亡者戯」の感想。
公演中にも、お子さんは「楽しい!面白い!」と言っていたそうです。

その子が寝る時に「お母さん、連れていってくれて、ありがとう」と言ったそうです。

四歳の男の子。

この言葉が教えてくれました。今回の公演が大成功だと!

この公演で、トリコ一家は搬入から初参加!

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トラックにいっぱいの荷物をステージに運びます。スゴイ量に驚きながら運びました。

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そして組み上げられたステージ!

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食べていただく小夜食!

始まったステージは、見るというより魅入るでした。
じんたろう君の気持ち、おじいさんの気持ち。強がる姿の裏に隠された心。
古道具達も人間と同じように、強がりを言ったり、でも人情味あふれていて。
人間の弱さ、脆さ。
そして誰かを思う強さと団結力。

迫力満点の人形達に、大きな大きな閻魔様。怖い人形もコミカルな動きをするから、子供達はドキドキの中に笑いを見つけます。

人形・使い手の素晴らしさが伝わるからでしょう。
怖いシーンになっても子供達は、目を背けず舞台を見つめます。じんたろう君と古道具を応援しながら……。

ラストシーンを終えて、「よかった」とたくさん聞こえました。
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今回、初めてのプレゼント係をする子供がいました。
公演前は「渡せるかなあ?」と不安でいっぱいだったみたいですが、「楽しかったから渡したくなった」と自然に体が動いたそうです。

喜怒哀楽を堪能して、現代社会の問題点も考えて。
短く感じた素晴らしい時間は終了しました。

「ありがとう」
この言葉が、きっとすべて。