新居典子さんのナチュラル料理教室

IMG_3400平成28年瀬戸内市協働提案事業 2017年1月8日(日)10時~12時 参加者22人 瀬戸内市中央公民館 私たちの体は食べ物でできている。当然のことだけど、日々の生活の中では見逃しがちです。そこで、子育て応援カンガルーポーでは「子どものからだにやさしいナチュラルフード料理教室」を開催しました。

.講師は瀬戸内市在住の新居典子さん。
彼女の作る独創的なオーガニックフードは、各地のマルシェで人気です。
今回は暮らしに無理なく取り入れられるナチュラルフード料理ということで、スコーンと重ね煮の豆乳スープを教えてもらいました。

15894328_1179346102172565_8079203456095616702_nまずはスコーンから。
新居さんのお手本をみんな真剣にみたあと、自分たちがスコーンづくりに挑戦します。サクッと美味しくつくるには、少しお酢をいれるのか!生地をパイのように畳んだらフワッと美味しそう!
ヘェ〜、いろんな発見の連続です。

重ね煮は、お鍋に野菜を順番に重ねて、ほぼ無水で煮ます。そしてその重ね方が興味深い。野菜の出来る位置が大体の目安になるのです。太陽に近く出来る野菜はお鍋の下。土の下にできる野菜が上。逆になる。これでパラン15940744_1179346128839229_1839726352627424335_nスよく仕上がるそうだ。ギュギュっと詰めて「美味しくなあれ」のおまじないをしてから火にかける。

出来上がりのお鍋の中が美しい料理もやっぱり芸術です。

2品とも上手に美味しくできました。託児室でお待ちかねの子どもたちも合流。みんなでモリモリ食べて、豊かなひとときでした。たまには、お家でこんな贅沢な時間をお楽しみくださいね。新居典子さん、本当にありがとうございました。

これからもカンガルーポーでは、子どもと過ごす豊かな暮らしの提案を考えていきたいと思います♪

 

2017年もよろしくお願いいたします。

2016年は劇場にとって激動の一年でした。3月は感動の30周年記念公演 鳥の劇場「すてきな三にんぐみ」を無事終えて、4月からは名前を「NPO法人みんなの劇場おかやま」としてリスタート。瀬戸内市の協働提案事業に「子育て応援カンガルーポー」が採択され、初めての重責をやっと半分走りぬけてきました。

ご支援、ご協力いただいきました、すべての皆様、今年は本当にお世話になりました。来るべき2017年も舞台芸術鑑賞活動や子どもの支援活動を充実して行ってまいります。どうぞ、来年もよろしくお願いいたします。

子どもと演劇

%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%89%e3%83%90%e3%83%83%e3%83%88わらび座公演「ミュージカル シンドバットの冒険」近し。

「子どもと演劇」ちょっぴり興味を持っていただいた方へ
私たちは劇場を人間らしく生きていくために大切な場所だと考えています。とりわけ子どもたちにとっては、大人世界に旅立つ前に、心を育て準備するかけがえのない体験の場

役者さんがよく「他人の人生をたくさん生きてます。」と言ってますよね。実は観ている子どもたちもそうなんです。演劇空間では子供の心は自由自在。物語の世界に入って、艱難辛苦を乗り越える主人公と仮想空間を旅します。また一方、観客にもどって冷静に考えます。

【当事者視点と第三視点】

この心のゴチャマゼ体験がバランス良く育つためには、必要な練習なのです。現実生活ではなかなかできないし、そうとう心のダメージも受けちゃいますからね。

でも安心して、劇場は安全です。ちょっぴり怖くでもこの冒険は必ずやり遂げられるようになっているから。子どものために作られた物語は子どもたちが自分の暮らしに置き換えて考えられるようになっています。友達のこと、学校のこと、社会のこと、戦争のこと、外国のことなど。

子どもはあっという間に大きくなります。
本当の世界は優しいことばかりじゃありません。だから劇場にきませんか!心が携帯やゲームで埋められてしまわないうちに。

アートプログラム「子どもアートの旅」報告

15230615_1136732839767225_8370074861053102356_n  「自分で考え、表現する力」をテーマに西大寺公民館とみんなの劇場とでアートプログラムを企画しています。毎回、いろんな切り口で個性的な講師が子どもたちの可能性を引き出すこの講座。今年で4年目をむかえます。
今回はその中でもピカ1なオーラを放つアートデレクター花房太一さんにナビゲートをお願いして、子どもたちと現代アートの大展覧会岡山芸術交流2016に行ってきました。
題して
【子どもアートの旅】
寒い寒い朝、集合はライアン・ガンダーの作品前でした。アスファルトを砕きながらそこに着地したかのような巨大な銀色物体は、これからはじまる不思議な旅を予感させます。

先生「これ何に見える?」
子ども「UFO」「人間?」
先生は 「周りをぐるっと回ってみてごらん」

子どもたちは好奇心いっぱいに眺めます。現代アートは体験するアート。額縁に入った絵とは違います。だからはじめに鑑賞方法を伝えました。

「なんで芸術作品は大切にしなきゃいけないなかわかる?モナリザは500年以上前の作品です。それを現代の私たちは見せてもらっている。この作品たちも500年後の人々に見てもらうためにある。壊すとどうにも責任がとれないんだ。だから、大切にみなくちゃいけないんだよ。」

真剣に話を聞く子どもたち。こうして、花房先生と子どもたちとの旅ははじまりました(^。^)

花房先生からの問いに子どもたちは一生懸命答えます。そのようすは真剣ながら笑いをさそい、和やかな雰囲気で包まれました。作品を見ながらまたまた先生は言いました。

「よし、今日のテーマは(比べる)に決めました。何がちがうか考えてみよう!」いろんな対比を探します。そうしているうちに、不思議なことを発見しました。作品を見て体験している自分が、誰かに見られている作品の一部になっている‼︎

大人の私は考えてハッとする。もしかして私は自分を生きているのか?誰かに作られてるんじゃない?あー深い深すぎる。

今回、花房先生が作って下さったまとめシートが秀逸です。そして、子どものクリエイティブな感想が秀逸。画像をご覧ください。

とてもとても面白かった。現代アート×花房太一氏×子どもは最高の響きあいでした。
花房太一先生、岡山芸術交流2016の関係者のみなさま、ありがとうございました。