『だるま森のがっきやさん』 2022年12月10日(土)18:30開演 百花プラザ 参加約130名イラナイイノチハヒトツモナイヨ アナタガアナタガヒツヨウダヨ 11年ぶりに、ウェルカムバック西大寺‼ 今回は「だるま森のがっきやさん」 へんてこお伽小屋で繰り広げられる【だるま森+えりこワールド】堪能しました~ 楽しげな音楽と共に、新聞紙ドレスとクリスマスツリーハットに身を包み、だるま森登場。 過去に公演を見ている大人は肩を震わしてウケる一方、 初対面の子どもたちはどう反応していのか戸惑いの気配。 そんな会場の空気は気にせず、関西ならではの ボケとツッコミと合いの手の楽器音でどんどん進めるお二人。 そして、みんなに問いかけます。 「一番大切なものって何?」 会場から「お金」! 「確かに大事だねえ」 再び会場から「命!」 「きみはいい育ちをしているねえ」 「でも違うんだよ。教えてあげよう。一番大事なことは脱皮!」 ここで、新聞ドレスを脱皮し、赤い衣装へ。何だか紅白歌合戦みたい。
さあて、物語の始まり始まり。 だるま森のがっきやさんは コロナで暇らしい。 「ピンポーン!」お客さんが来た! 青虫、でんでんむし、河童、森の小人、・・・ それぞれのリクエストに応えて、 だるま森が楽器を作り、 演奏していきます。 予想を超えるいい音やユニークな ビジュアルに視線はくぎ付け。
波流音ハープの音は素敵でした♪ 後で触らせてもらいましたが、 どこをどう爪弾いても 心地よい音楽が奏でられる魔法の楽器。 だから特許がとれたのかなあ。 「ベニヤ板と安い釣り糸で簡単に 似たようなものは作れる」そうな。 外見だけならともかく、絶対無理~
終演後、プレゼント係の姉妹登場! 間近で見る迫力(?)で ビビる様子がかわいくて、 ほほえましかったです。 質問コーナーではたくさんの 子どもたちが手を挙げて 楽器やだるま森について 聞いてくれました。 年齢は254歳だそうです( ´艸`)
ロビーにはだるま森の絵本コーナー。 13種類もあって絵本屋みたい。 皆さんありがとう。 「売り上げは今までの最高記録!」 イルミネーションをバックに カレンダー、さつまいも、柿、 非常食お持ち帰りコーナーと 師走バザー会場の様相を見せた 12月鑑賞会でした。 窮屈な1年を打破するような舞台は期待以上でした!みんなもっと自由になりたいね。 皆さん、どうぞ楽しいクリスマス、新しい年をお迎えくださいね。
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松元ヒロソロライブ大盛況御礼!

ヒロさんの熱演に会場は沸きます。舞台上に楽屋があり、ヒロさんはお客様が帰らないように見張っているらしい(笑)
松元ヒロソロライブVol.10 2022年10月23日(日)14:30開演 (上演1時間40分) 百花プラザ多目的ホール 参加 310名
西大寺での公演は今回記念すべき10回目! 今の時代をどんな風に斬ってくれるのか!? ヒロさんの古希のお誕生日直後ということもあり、会場は期待とお祝いムードでいっぱいです。ヒロさんとのご縁はザ・ニュースペーパー時代に遡ります。当時から、その人柄にファンも多く、ソロ活動を始めた1999年、西大寺のイベント「吉井川フェスタ」に橋渡しして以来の長~いおつきあい。その間に着実に人気実力を高め、紀伊國屋ホールを年に2回・4日連続を満席にし、各地でチケットは売り切れ続出。立川談志、永六輔など伝説の著名人に愛された、忖度とは無縁のテレビで会えない芸人です。
おなじみの歴代首相の物まねと政治ネタ、自虐と自慢を織りませながらの軽妙なトークで会場を爆笑を誘います。「希望の歴史」(ルトガー・ブレグマン)をテーマにした話ではマイムを交え熱演。そして、ウクライナ戦争の終わりも見えない今だからでしょう。「ネルソンさん、あなたは人を殺しましたか?」 ベトナム帰還兵が語る「ほんとうの戦争」で改めて戦争の悲惨さを伝えてくれました。初めて聞くヒロさんの歌も上手い! アンコールは「憲法くん」で締めくくりました。
若い世代も、ちらほら参加してくれて「私たち世代や子どもたちにも聞かせたい」「初めて見た。すごい話芸だった、これは国宝級だ!」「戦争をなくしたい」という熱い感想が寄せられました。
ヒロさんの話芸に、みんなで笑って泣いて感動して。次は2年後、ヒロさんとみんなの劇場が元気ならまた開催します!みなさん、応援よろしくお願いします(^_-)-☆
- ニューズペーパーが土台のバースデーケーキ
- ヒロさん 70歳おめでとう
- 津軽三味線奏者・蝦名宇摩さんの演奏をプレゼントしました
9月鑑賞会 劇団むう語り芝居「注文の多い料理店」「どんぐりと山猫」は参加型舞台で大盛り上がり!
みんなの劇場おかやま9月鑑賞会 2022年9月11日(日)17:00開演 百花プラザ多目的ホール
語り芝居 銀河から野原から 劇団むう
「注文の多い料理店」「どんぐりと山猫」
昔の小学校の小さな机と椅子
運動会の着順旗みたいな茶系の三角旗
木の枝をつなぐ布で編んだカラフルなひも
黒板には「下ノ畑二居リマス」
劇団むうさんは、こんなシンプルな舞台を宮沢賢治ワールドに変えてしまいます。
「賢治は情景すべてを文章にしているので派手な舞台装置は何もいらない。みなさんの想像を邪魔しないように」

「注文の多い料理店」より
本を読む仕草はあっても、もちろん言葉はすべてふたりの頭の中。
宮沢賢治の物語はなじみがあるのに、深くて、わかりにくい一面もあります。
聞き言葉と身ぶりでテンポのよい世界は小さな子どもたちにも 予想以上に受け入れらられた気がします。
「注文の多い料理店」には会場全体が参加型の演出もあって、生の舞台ならではの醍醐味でした。

合間には賢治クイズなどで会場とやりとり。「賢治は何県出身?」に「宮沢(県)賢」という子どもらしいナイスな回答も!盛り上げてくれてありがとう!
「どんぐりと山猫」には当日ワークショップに参加して、どんぐり役に8名が出演してくれました。堂々と楽しそうに演技する姿には、チームワークも感じられて素晴らしかったです。急遽、舞台に上がることになった別当役のお父さんも疲れ様でした。

出演しながら、舞台上で舞台鑑賞。楽しそう!
観る・参加することで子どもの経験値や家族の思い出や増えていきます。
ちょうど教科書で賢治を読んでいるという一般の参加者もいらっしゃいました。
定期的な鑑賞会や体験活動が、豊かな子どもの育ちにいい影響を与えることは37年の歴史が物語っています。
💛お楽しみコーナー
今回はリサイクル絵本販売コーナー「BOOKLOVE」や、いただきもののお菓子の配布など少しづつ楽しい会場作りも復活しました。
来年度の作品アンケートへのご協力もありがとうございました。
秋は10/9(日)「西大寺五福通りレトロマルシェ」での木のおうちワークショップ出店、10/23(日)特別鑑賞会「松元ヒロソロライブ」やアウトドアイベントなどなどど目白押し。どうぞご参加くださいね。
みんなの劇場設立35周年記念公演 「OMINO~雨降りの小人」大盛況!

美しく連なるシャボン玉。何でもシャボン玉が作れるね!
2022年7月17日(日)17:00開演
百花プラザ多目的ホール 参加約330名
コロナ禍で2年遅れとなった35周年記念公演「OMINO~雨降りの小人」をついに上演できました!
チケットは完売、ありがとうございました。満席でお断りした方ごめんなさい。
思いのほかスムーズに運営できたことを皆様に改めて御礼申し上げます。
そして何よりも期待以上の素晴らしい舞台を見せてくれたミケーレさん、スタッフの皆さんありがとう!
★オープニングの暗闇と雷
事前に告知していたものの、やはり怖がって泣く小さなお子さんも。でも、ママたちが上手に声掛けして後方へ移動してあやす姿や、「無理もないよね」と会場全体が受容する雰囲気が、みんなの劇場(おやこ劇場・子ども劇場)らしさでしょうか。

ポケットの中にはシャボン玉がいくつ?
舞台の風雨にさらされ、びしょぬれのシャボン玉クラウンミケーレ。でも、コートのポケットから取り出したシャボン液で手品みたいにシャボン玉が。
あとからあとから、手を変え品を変え展開するシャボン玉ワールド。照明で七色に輝く色と形にうっとり。クラウンならではのマイムやマジックあり笑いあり。

会場に雪が!これもシャボン玉です。真似してみたい!
★岡山イタリア人コミュニティ
岡山在住のイタリア人ファミリーがたくさん来場してくれました。
絵本にサインのタイミングでイタリア語で会話する楽しそうな姿が印象的でした。

ミケーレさんから愛を込めてKISS!
★子どもたちの成長その1
ミケーレさんファミリーの子どもたちの成長ぶりにも驚かされました。
11歳のナミちゃんはすっかりレディの雰囲気。楽屋でも静かに過ごしています。
9歳のシンくん人見知りせずどんどん人の輪に入るやんちゃくん。一輪車とバルーンアートが得意。

終演後、絵本を求める長蛇の列。「サインしすぎて明日、腕が痛くなっちゃうよ~」とジョークも!
★子どもたちの成長その2 スタッフを務めてくれた劇場の子たちも、会場設営、撤収、バルーン装飾などなど本当に役立ってくれました。
新しい時代の到来を目の当たりにした気がします。
前回作品の「シャボン玉のコンサートのはじまりはじまり」以上に創造性が高く、私たちの想像を超えて夢の世界へ連れて行ってくれました。
OMINOは小人のこと。イタリアでは雨が降ると「天上でOMINOがいたずらしている」というのが共通感覚だそうです。ミケーレさんが演じていたのはOMINOに翻弄される人間。異常気象がもはや普通になった感がある昨今、時代を象徴する演目なのかもしれませんね。

35周年おめでとう!