人形劇団ひとみ座『美女と野獣』 ベルが来た!
2015年11月20日(金)西大寺公民館
あの日、子どもと一緒に劇場に行かなかったら人形劇の素晴らしさに触れることもなかったと思う。人形劇は子どものものだと思っていませんか?67年の歴史をもつ人形劇団ひとみ座。中でも人形芸術の第一人者、片岡昌さんの最期の仕事が「美女と野獣」でした。今回、主人公ベルだけは40年前のこの人形を使おうとすぐ決まったそうです。黒い袋からベルが登場し、人形劇俳優の富田さんが操ると、一瞬で場の世界が変わります。色褪せない美しさ、人形でしか表現できない不思議な魅力を放ちます。大人も子どもも惹きつけられて目が離せません。
ボーモン夫人原作「美女と野獣」を、ひとみ座さんは丁寧に読み込み、感動の人形劇にしてくれました。たくさんの親子に出会ってもらいたい上質な作品です。そして、むかしテレビ人形劇が好きだった大人の方にも是非観てほしいと思います。日本の人形劇は本当に素晴らしいのです‼️