赤い羽根まちづくり福祉活動助成 カンガルーポー学習会 2015年10月3日(土) 10:30~11:30 西大寺ふれあいセンター研修室 参加者 親子17組 一般25名
柿崎次子先生の『音楽と感覚統合のお話と親子ワークショップ』。今回は西大寺ふれあい児童館と共催で行いました。
『感覚統合』-ちょっと聞きなれない言葉ですが、あらゆる感覚情報が一つにまとまって整理されることを言います。たとえば箸を持ったり、ボタンをはめたり、ズボンをはいたりetc.生活のすべての場面で必要な感覚統合。人間の感覚は人それぞれみんな違っているのだから、その苦手なところを音楽や楽器を身体遊びにミックスさせてより効果的に楽
しく、発達を促していくというものです。子どもが乳幼児の頃に知っているとすごく役立つ知識です。
前半は講義、後半はワークショップ(実践)という内容にしました。これは先生からの強い要望で、少しでも理論がわかると後半の親子遊びの意味がわかってくるそうです。親子ワークショップでは、いろんな楽器や感覚を刺激する道具を使って楽しく遊びました。その一つ一つに育てる力が違うんですね。理論がわかれば日常の生活でも工夫できる!また企画してほしいと要望もあり、まさに子育てお助け講座になりました。
9月鑑賞会『グレゴの音楽一座』の公演が終了しました。グレゴさんは人形と楽器を組み合わせたオリジナルなパフォーマンスを見せてくれました。昼のステージは英語/日本語が60/40、夜は80/20という割合で公演を行ってもらいました。英語が多いほど子どもたちが集中することを発見!きっと頭の中はせわしく動いているのでしょうね。(笑)
グレゴさんのオリジナルー夢の鳥マージャは中世の古楽器(ピアノの基になった)でできています。その美しい音色に大人も子どももうっとり。そして、チェリーの木でできたリンバージャックはコミカルにタップダンスを踊り、いい音でリズムを刻みます。ジャックは人形であってパーカッション楽器。グレゴさんは私たちに「生活を豊かにしてくれる音楽やアートの素材は、特別高価なモノじゃなく身近にあって自分でも作れるんだよ。」と教えてくれました。

地域のお母さんが立ち上げた小さな文化拠点「西大寺子ども劇場」は30周年を迎えました。 毎日の食べものが子どもの体をすくすく育てるように、暮らしの中の芸術文化も子どもの心をゆっくりと育てています。来年4月からは名称を「みんなの劇場・おかやま」に変え、これからも文化芸術をまん中にみんなを繋ぐコミュニティーを作っていきます。舞台を観ていただくことで「劇場」は支えられています。大人も十分楽しめる作品ばかり。みなさん、ぜひ足をお運び下さい。