極上の人形劇 むすび座「ピノキオ」終了!

2015年5月9日(土)18:30~20:10 百花プラザ多目的ホール

IMG_494330周年のスタートにふさわしい感動のステージでした。子ども劇場の歴史の中で、人形劇団むすび座といえば「西遊記」「石の馬」。これからは鮮烈な印象を残した「ピノキオ」が人々の記憶の中でその仲間になることでしょう。

先日、文芸学者西郷先生から「ドラマは観客と舞台の間にある」と学びました。まさに「ピノキオ」はそのことを実感できる舞台になりました。子どもたちはピノキオに寄り添って冒険の旅をしました。あまりにも同化しIMG_4944てしまったので、ラストシーンでは号泣する子もチラホラ。いやー、すごかった!!

「人間とはなにか?」「生きるとは?」哲学的命題を大人も子どもも真剣に考えた1時間30分。

お芝居が終わったロビーは熱気に包まれました。もみくちゃにされるピノキオ。なかなかみんな帰らない、いや、名残惜しくて帰れない。余韻を楽しめるのもお芝居のいいトコロです。

子どもの感想がいつもと違っていました。「すこし楽しかった」が多い。この「すこし」という言葉の中に、複雑な気持ちが込められています。

「世界は優しさや楽しさだけではできていない。」

30周年記念に頂いた鳥の劇場芸術監督・中島諒人氏の文章にこうありました。これからの世界を生きるために必要な人形劇「ピノキオ」、本当にすばらしい作品でした。

百花彩2015に参加しました!

2015年5月17日(日)緑花公園・百花プラザ 10:00-16:00

百花彩4緑花公園と百花プラザの誕生を記念して毎年開催される百花彩。昨年からレトロあそびとクラフトコーナーを担当。オープニングからたくさんのファミリーに来ていただきました。

レトロ遊びコーナーでは、ベエゴマ名人が遊びに来てくださいました。その技をみていた5歳の男の子、果敢に挑戦して回せるようになりました!!珍しくアメリカンクラッカーも達人続出。クラフトコーナーは木切れで作るスモールハウスと再生封筒づくり。どちらも参加者の感性でステキな作品になりました。みなさん、ご参加ありがとうございました。

いよいよ明日、「ピノキオ」がやってくる!

ピノキオチラシ1ながーーーい連休が終わりました。曜日感覚がちょっとなくなっていませんか?!

人形劇団むすび座「ピノキオ」公演は明日です!! 5月9日(土)18:30開演 百花プラザ多目的ホール 入会しても、一般(1人2400円)でも参加いただけます。当日でも大丈夫!観たいと思ったら百花プラザへ来てください。

お芝居は一期一会。演じる人と観る人が、わざわざ劇場へ集まって織りなす芸術世界です。先日、文芸学者の西郷先生がこうおっしゃいました。

「ドラマは舞台の上にあるんじゃない。舞台と観客の間にあるんです。観客が舞台で繰り広げられる物語世界に飛び込み、体験をしていく。そのイメージ世界にドラマがあるんです。」

演劇は体験型のエンターテイメント!子どもたちはだれよりもそのことを知っています。さあ、ピノキオと一緒に冒険の旅に出かけましょう!明日、百花プラザでね(^_-)-☆

ピノキオの人形たち

ピノキオむすび座

5月低学年鑑賞会は人形劇団むすび座の「ピノキオ」
ご覧下さい、この人形。大きいでしょう!! 大きいものは頭(かしら)、手、足と三人で操ります。日本古来の「文楽」から伝承されている人形遣いです。個性的な人形たちが、今回のピノキオの物語世界を表現します。

いろんな失敗を繰り返し、旅をするピノキオ。この世界は優しいものばかりでできていない。

そういうことも、楽しい物語の中にちょっと必要です。
むすび座さんの人形劇「ピノキオ」は、いい塩梅で織り込まれています。

大人も感動する巧みの技。今を生きる子どもたちに、観てほしい作品です。ぜひ、お子さんとご一緒に劇場へお越し下さい。