設立30周年はピノキオからスタートです!

ピノキオチラシ1西大寺子ども劇場設立30周年は人形劇団むすび座「ピノキオ」から始まります。
イタリアフィレンチェの作家Carlo Collodiが書いたお話は、世界中の子どもたちを魅了しました。むすび座がクオリティーの高い人形劇で届けてくれます。30周年の幕開けにふさわしい人形と人間が織り成す芸術舞台です。

2015年5月9日(土)18:30開演(上演時間1時間30分)百花プラザ多目的ホール

観劇希望・お問い合わせは
文化・体験ネット西大寺子ども劇場 086-942-1544
E-mail info@npo.sakuraweb.com

 

 

Ticoboのがらくたコンサート終了♪

2015年3月21日(祝・土)百花プラザ18:30~19:30

IMG_4809ティコボのがらくたコンサートが終了しました。
ほんとうに全部がらくたで出来ているんだ!車輪、スプーン、フォーク、スチール缶、バケツにすし桶etc.ほら、魚屋さんの発泡スチロールもこんな楽器になってる!

新聞紙のパーカッションや自分で作ったペッカーで大合奏。そのあとTicobo星人のあとを練り歩きました。ふしぎ音でめちゃくちゃ楽しいコンサートでした。

・感想
*がらくたで、いろんな音がだせるというということが分かりました。ちょっとしたことで楽しめるということが分かりました。楽しかったし、おもしろかったです。9才女子
*今日はとても楽しかったです。ガラクタはすてるだけでなく、おもしろいものに、かわったりすると知り、いっそ楽しくなりました。少し、宇宙に行った気分になりました。これからも3人でかんばって下さい。9才女子
*ともともとごみごみとみんな声がおもしろくて、また聞きたいなと思いました。(笑)9才女子
*いい音ですね。ありがとうございます。きかせてうれしいです。10才男子
*いままで見た中で、一番面白かったです。9才女子
*私も家の色々なものを工夫して、今日のトモトモ、ゴミゴミ、コエコエのようなステキな楽器でステキな音楽を奏でたいです。10才女子

 

ティコボのがらくたコンサート3

  山口ともさんからのみなさんへ

ティコボチラシJPEGみなさん、こんにちは。山口ともです。突然ですが、今の世の中は「使い捨て」「その場限り役に立てばよい」というものがあふれていますよね。本来、物が持つ価値が破壊されている気がしてなりません。私たちひとりひとりが確かな精神を持って、物を需要供給していかなくては不用品は増え続ける一方だと思います。「リサイクル」がうたわれ、意識が高まりつつもそれも「楽しんで」やっていかなければ、長続きはしないでしょう。

そこで、僕が「楽しんで」取り組めることといったら身近にある不要品を利用し、そのものの持っている音を引き出す、ということでした。もちろん、これは結果的にこのような形になっていたのですが。この地球上の物にはすべて音があります。普段楽器としては使われていないものたちの音は雑音にしかとらえていないことが多いですが、僕がガラクタ音楽会では、それを楽器として加工し新たな音として誕生するのを観客と一緒に発見し、音に対する意識を高めていけばと思っています。壊して再利用するのではなく、その物を以下に楽器にするか。発想次第でどんな物にでも変身してくれます。これが楽器にかかわらず、みなさんが他の利用方法を発見することに繋がっていけば、こんなうれしいことはありません。

そしてもう一つ。音楽は勉強して譜面が読めないとしてはいけない、と捉われがちですが私の演奏会ではもっと音楽というものを身近に感じてもらい、自由に音を楽しんでもらうため、そのままの自分の感性で叩けば音楽になる楽器作りを目指しています。私の廃品楽器たちは、見た目の格好のよさも大事にしています。

ワークショップなどで楽器を作製していると想像もしなかったような音が出てくることがよくあります。廃品楽器作りはそこがおもしろい。結果の分からないもののおもしろさ、これは遊び心があればあるほど大きく膨らみます。こうして生まれた楽器たちの様々な音は聞く人に色々な想像をかき立て、想像力を養う手助けにもなっていることと思います。

心に余裕を持ち、心地よい音を聞き分ける耳を持ってほしいと願っています。

音を楽しむのが音楽、器の音を楽しむのが楽器、それを楽しむのが人間。僕はそんなことを思いながらガラクタ音楽会を開催しております。

廃品打楽器協会会長 山口とも 拝

3月鑑賞会 ティコボのがらくたコンサート2

【山口ともさんが廃品楽器奏者になったわけ】

ticobo_001 (800x533)ここ数年、僕は街で拾ってきた ゴミ に手を加えてオリジナル の楽器をつくっている。きっかけは95年に参加した音楽劇 『銀河鉄道の夜』 (原作 宮沢賢治)。
宇宙的な音を要求され、 概製の楽器ではどうしても思った通りの音が出せず、
それならば 自分で楽器を作って見よう
と思った。 98年に日本で行われたパーカッションフェスティバルで N.Y.のパーカッショングループ 『パルス』 と共演し、 彼らに招かれて99年の2月に渡米した。

フェスティバルで僕がやったのは、 両足に一斗缶を履き、両手にデッキブラシを持ち、手と足で床を打ち鳴らし、 歩きながらリズムを出すといったパフォーマンスだった。
N.Y.ではクイーンズカレッジの マスタークラスの生徒たちの前でパフォーマンスをしてきた。 生徒たちは僕の作った楽器を興味深く見てくれて、 僕はとても嬉しかった。

僕は ”音楽=音を楽しむこと” と思っている。
決して音を楽しむことを忘れてはいけない、
自分自身が音楽を楽しんでいなければ、
それを聴きにきてくれた人を楽しませたり、
気持ちよくさせることができないと思う。

僕は子供から老人まで楽しめる言葉のいらない音楽 を目指している。
頭で難しく考える音楽よりも、単純に目や耳で楽しめる音楽のほうが僕は好きだ。
音楽を楽しむということは 世界共通
だと思う。ゴミから生まれる僕の 音の世界
是非世界中の子供達や大人達に楽しんでもらいたい。
山口 とも