瀬戸内市協働提案事業「カンガルーポー」の1年間の活動です!
2016年4月15日(金)西大寺公民館
みんなの劇場・おかやま 大人企画第1弾現代アート入門トークイベント「岡山・現代アート・花房」終了。
現代アート入門は若干32才の花房太一氏の人生とパラレルさせるアプローチで始まりましたが、だんだん専門的になってきて、カントの感性・悟性とかミュージアムの語源は墓場であるとか、はっきり覚えてないけどエトセトラ。
現代アートの先駆けはマルセル・デュシャンの「泉」、便器にサインして美術館に展示したこの作品は権威づけられたそれまでのアート自体を批判的したものであったということ。本来アートとは向かい合う人(個人)との関係によって見られるものであり、人は作品を見て感じたことを繰り返し思考する。
次に具体的な作品を見て参加者が感想を言ってみる。見たもののままを表現するほうが良いらしい。安易に何々のようだとまとめてしまうとそのイメージにとらわれてしまうから。だから水玉というより「黄色いツブツブである。」と言おう。「ぐちゃぐちゃって感じ」「絵具をたたきつけて書いているのかな?」とか。感じたことを作品に問いかけ、作品をよく見ながら考察する。その繰り返しからいろんな答えを発見していく面白さ。それが現代アートの醍醐味なのか⁈ 最後のスライドには
ー白い絵をみたら、「白い」と言えー これだけは覚えておこう!
チラシにネガティヴな響きで書いた「見て感じてくれればいい」という言葉が、なるほど「現代アートは見て感じればいい」とポジティブに変わるおもしろさ。急ごしらえで頭いっぱいに詰め込んだので、間違いがあったら直してください、花房先生。秋にはチャーミングな先生と作品を観にいく「現代アートピクニック」を計画しようかな?子どもが入ればもっと面白くなる予感がします。
付記:講座のあと現代アートに関連する記事を読んでたら、「近年「現代美術」への疑いが強くなっている」とか!アートへの思考はまだまだ終わらない。脳内持久走、現代アート、面白いぞ!!