わらび座公演「ミュージカル シンドバットの冒険」近し。
「子どもと演劇」ちょっぴり興味を持っていただいた方へ
私たちは劇場を人間らしく生きていくために大切な場所だと考えています。とりわけ子どもたちにとっては、大人世界に旅立つ前に、心を育て準備するかけがえのない体験の場…
役者さんがよく「他人の人生をたくさん生きてます。」と言ってますよね。実は観ている子どもたちもそうなんです。演劇空間では子供の心は自由自在。物語の世界に入って、艱難辛苦を乗り越える主人公と仮想空間を旅します。また一方、観客にもどって冷静に考えます。
【当事者視点と第三視点】
この心のゴチャマゼ体験がバランス良く育つためには、必要な練習なのです。現実生活ではなかなかできないし、そうとう心のダメージも受けちゃいますからね。
でも安心して、劇場は安全です。ちょっぴり怖くでもこの冒険は必ずやり遂げられるようになっているから。子どものために作られた物語は子どもたちが自分の暮らしに置き換えて考えられるようになっています。友達のこと、学校のこと、社会のこと、戦争のこと、外国のことなど。
子どもはあっという間に大きくなります。
本当の世界は優しいことばかりじゃありません。だから劇場にきませんか!心が携帯やゲームで埋められてしまわないうちに。